マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

愛の継承・・・『代子の成長』 そして 『十字架賞賛 祝日』・・・『その人が青銅の蛇を仰ぐと、命を得た。』・・・『信じる者は皆、人の子によって永遠の命を得る。』

2020-09-14 16:30:00 | 娘と娘家族
9月14日。月曜日。晴れ。

 今日はいいお話。一つ。

              『コスモスの丘』 

                                 コスモスの丘のHPより

        近所のユニバー記念競技場の南斜面に広がる4,000m2の広大な丘
           丘の上からは明石海峡大橋も見ることができます。

今日のいい話。
孫娘の話です。
今日の学校からの帰路。
7人の友達と一緒に下校しました。

途中で。
一人のお友達が、 ひどい腹痛が起き、 歩けなくなりました。
孫娘が 「保健室まで戻ろうか? つきあうよ」 と言うと、
「いえ。帰る。」 とお友達。

すると。
2人のお友達は 「じゃあね」 と先に帰りました。
残った4人の友達で、
腹痛の友人の大変な量の鞄や学校道具を分けて、
運ぶことにしました。
そして。
腹痛の友人をかばいながら歩くと、
駅まで、15分の道程を、倍の、30分かかりました。
病人さんは、無事、4人の友と、駅で電車に乗りました。

その後。
孫娘は、 腹痛の友人の電車乗り換え駅まで、 ご一緒し、
無事に電車に乗るのを見て、 分かれました。
帰宅後 「大丈夫?」 「薬飲んで落着いたわ。ありがとう」
と『メール連絡』をし合ったそうです。

     孫娘は、 私の孫であると同時に、 『霊的娘:代子』 です。
          代母・God Mother の私は
      代子・孫娘の『霊的成長』を育む務めがあります。

    今日の孫娘の話に、 『愛の継承』ができていると、 
     代子の成長に、 安心したGod Motherでした。
                     神に感謝!感謝!

        中学一年生7人のお話しでした。お粗末様でした。


そして。 

今日は9月14日。年間第二十四月曜日。

            『十字架賞賛 祝日』
   
            『聖ヘレナと真の十字架』  ワシントンD.C.米国・国立美術館

   ローマ皇帝コンスタンティヌス1世(272-337)の 母后ヘレナ(250-330)は、
   救世主イエスが磔刑を受けた『真の十字架』を探し出そうと願い、
       総主教マカリイとともに、長い間、 十字架を探しました。
   エルサレムに巡礼に行き、 『真の十字架』を発見しました。
  その後。
  コンスタンティヌス1世 と ヘレナの 命令により、 
      発見の場所:『ゴルゴタの丘』 に、 『聖墳墓教会』 が建てられ、
335年。 9月13日から14日にかけて、 『聖堂の祝別』 と 『十字架の賞賛』 が行われました。

 
        『聖コンスタンティンと聖エレナ』      ヴァシーリー・サザノフ作品
    聖十字架を発見した母太后エレナ と その息子であり皇帝であるコンスタンティン が描かれている。


   9月14日が、 『十字架称讃の祝日』とされるのは、 この伝承に基づいています。 
   今日は、人々の救いと勝利の希望であるキリストの十字架 を思い起こす祝日です。

  5世紀。エルサレムではすでに
     『復活聖堂の献堂記念』する9月13日。 『キリストの十字架を礼拝』する9月14日。
         の習慣がありました。
これは次第に東方教会全体に広まっていき、 7世紀にはローマでもこの習慣が取り入れられました。
                     『毎日の読書』より



『今日の入祭唱』

   『この私には、私たちの主イエス・キリストの十字架のほかに、
       誇るものが決してあってはなりません。』

          ガラテヤの信徒への手紙 6章14節


『今日の第一朗読 主の御言葉』

   『その日、イスラエルの民は  旅の途中で  耐えきれなくなって、
         神とモーセに逆らって言った。
 「なぜ、我々をエジプトから導き上ったのですか。荒れ野で死なせるためですか。
    パンも水もなく、こんな粗末な食物では、気力もうせてしまいます。」


主は炎の蛇を民に向かって送られた。
蛇は民をかみ、イスラエルの民の中から多くの死者が出た。

         民はモーセのもとに来て言った。
    「わたしたちは主とあなたを非難して、罪を犯しました。
     主に祈って、わたしたちから蛇を取り除いてください。」


モーセは民のために主に祈った。
主はモーセに言われた。
   「あなたは炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げよ。
      蛇にかまれた者がそれを見上げれば、命を得る。」


     モーセは青銅で一つの蛇を造り、旗竿の先に掲げた。

  蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと、を得た。』
         民数記 21章4-9節


 エジプトから導き出されたイスラエルの民は、
   目的地:カナンの地に到達するまで 荒れ野を40年間、 旅しました。
   そんな長い道中。
 民は、荒れ野の旅に耐えられなくなり、 神とモーセに逆らい、 不満を爆発させます。
 主は、そんな神への信頼の足りない民に、 「炎の蛇」を送り、 民に『試練』を与えました。

   主は、 
    民たちの 『回心の言葉』を聞き、
    モーセの 『執りなしの祈り』を聞き、
       『命を救う道』 をモーセに教えたのです。

         十字架を仰ぎ見る者が救われるのです。

       荒野でヘビを仰いで見た人々が救われたように、 
   キリストの十字架を仰ぎ見る時に、 私たちは救われるのです。
    死んで滅ぶべき者が、 『永遠の命』を受けて、 天国へ行く者となるのです。

    『青銅の十字架』は、 『イエスの十字架』の予型でした。



次に。

『今日の福音 イエスの御言葉』

    『そのとき、  イエスは  ニコデモに言われた。

  「天から降って来た者、すなわち人の子のほかには、天に上った者はだれもいない。
   そして、
  モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。
   
         『十字架に架けられたキリスト』  エル・グレコ作品
  
それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。

     神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
    独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
      神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、
         御子によって世が救われるためである。」』
            ヨハネ福音書 3章13-17節 


    イエスの十字架を信じる者が救われるのです。


旧約時代。 モーセが荒れ野で上げた『青銅の蛇』を見上げる病人が癒されました。
            神の命令で作った『蛇』です。
          本当の『癒やし』は、神から来るのです。

   新訳時代。 十字架につけられた『イエス』を
           信仰を持って、仰ぎ見る人は、癒され、救われるのです。

            イエスはご自分の命を捨てて、『本当の命』を与えるのです。
            本当の『救い』は、イエスから来るのです。

今の時代。 すべての恵みは、イエスの胸から、 その尊い心から与えられるのです。
          『道であり、心理であり、命であるイエス』をとおして、
              皆で、御父の所へまいりましょう。


    『イエスの十字架』は、 『青銅の十字架』の実型なのです。


『今日の祈願』

  『聖なる父よ、 あなたは人類の救いのために、
     御ひとり子が十字架をになうようにお定めになりました。
       十字架の神秘を信じるわたしたちが、
     永遠にその勝利にあずかることができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
丘に『コスモスの花』が沢山咲くように、
私たちの心にも『愛の花』を沢山咲かせたいものですね。 お元気で!