マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

母の花。娘の花。息子の花。そして・・私の花。

2012-05-09 10:00:00 | 日々のこと。 世界のこと。
親の考え方は子に引き継がれる。
親の嗜好も子に引きるがれる。  当然といえば当然。
我が家の場合。 花好きが、祖母から娘と息子へと、確実に、4代に渡り引き継がれた。


亡き母の花。   『椿』 と 『菖蒲』

母は、私と同居になる時に、東京の自宅の庭から私の庭に持ってきた。

母は、長年大事にした家具類も着物も思い出も、大好きな梅の大木すらも・・捨てた。 しかし・・いくつかの花々は移転させた。

母は、自分の母(私の祖母)同様に、花が大好きでした。 
母の庭は、季節毎に、季節の花が絶えることがなかった。 美しかった。
母の庭の花々は、美しかった。  母も、我が母ながら、花同様に、美しい人でした



娘の花。  『スズラン』
 
東京日赤病院で娘出産の当日・・。
当時、妃殿下であられた美智子様が、産婦見舞い訪問にいらした。 スズランの花束を抱えて
私は、直接の謁見は賜れませんでした。  数本のスズランの花束を頂戴した。

昨年に自宅を建てた娘夫婦。
その庭いっぱいに、スズランの花を咲かせたくて・・私のスズランの株分けに成功。 移転させよう



息子の花。  『カスミ草』

「いつもありがとう!」 息子からプレゼントされた。 9日前。 39

息子が中学3年の時。
我が家は今の家に引越し。父親は単身赴任中。姉は留学中。
息子は、母親の私と、庭造りに励んでくれた。

「僕の一番好きな花はカスミ草!」 と、思いがけない息子の言葉。
”どうして? 地味な好みね!” と、声にはしない私の思いでした。

引っ越したばかりの私の新居の垣根の周りに、カスミ草を植えた。 23年前の話。
「ベランダにカスミ草を植えました!」 と、息子夫婦からの報告。 4日前の話



私の花。  『バラ』
 
一昨年に、咲き終わったバラの小鉢を買った。180円で。 植え直し・・二年後の今。次々に咲く大きな木に育った。

娘時代の私。
友人達に、『グラジオラス』の花の様。 と、たとえられた。 ??? 私ってどお見られていたのだろう?

今の私。
バラが好き。 昔から、ず~と、好き。 母が、自宅から、移転させた大輪の真っ赤なバラ。 樹齢35年位。 でっかい。
バラ好きの私のために・・東京の自宅でも、私の家でも、真っ赤なバラを咲かせてくれた母。 今年もつぼみをつけた



親の考え方も思考も、子に受け継がれる。 確実に。
私も、年を重ね、父母の考え方や嗜好が懐かしい。 大事に、わが身に受け継いでいきたい