白隠和尚のブログ

今日より明日が幸せでありますように。好奇心旺盛な70代のブログ。

冥土(あの世)の下見

2016-11-10 16:24:18 | 日記

父は70年前、終戦の年に亡くなった。
私は父の顔を全く覚えていないが

父が私を抱きよくこんな歌を唄っていたのを覚えている。

「俺が死んだら三途の川でよー 鬼を集めて相撲取れよー」

不思議な歌詞である、いつ頃の歌だろうか。

生あるものは必ず滅す、真理である。
宗教は人は生まれた瞬間から死に向かっていると教える。
生まれる時も死ぬときも神様がお決めになると信じている人もいるし、
仏教であれば閻魔さまが閻魔帳を見て私の命日を見つけると
ある日突然交通事故か、ビルの上から何かを投げて私の息の根を止めるやも知れない。

死後の世界とはどんなだろう。
誰もが逃れられないあの世とはなんだ?

諸説あるが未だに死の世界を覗いて生還した人はいないから、
文字通り空論ばかりである。

しかし、最近は心臓の拍動や呼吸の停止した死に体が再び回復したという人の数が
過去に比べて増しているというから、
医者が見放したからといって葬式を急いではいけないのである。

また、臨死を体験した人も世界中で報告されている。
臨死とは人が亡くなる直前を言うらしい。
日本では智の巨人と言われる立花隆氏も体験者で、
氏はテレビ番組で体験レポーターとして出演したし、本も出されている。

問題は医者が見放した人や脳死体験者が、死の淵で何を見て来たかという事であるが、
今のところ
「天井に舞い上がって手術台が見えた」
或いは
「周りの人の声が聞こえた」等、

超自然現象を話す人が圧倒的である。
どうやら、この世とあの世とでは景色は同じらしいのであるが、この程度の見聞記に誰も満足しない。

我々の想像するあの世は、もっと怖い、
寂しげな暗黒に満ち満ちた世界の筈だからである。
もっと何かがあるはず、その先が見たいところであるが、
現在の科学ではこの辺りが限界で、これ以上先を欲張ると生還出来ないのである。


続く


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