実録深谷混声合唱団員~madamふかこの日々是合唱&ねこ(時にはごはん)

埼玉北西部にふんばる深谷混声合唱団のなんちゃってソプラノmadamふかこが合唱的的生活と日々の雑感をゆるっと綴ります。

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「島よ」Ⅰを読み解こう〜その2

2018-06-16 08:56:37 | ミュージック
ふかこですが。

前回は、「島よ」Ⅰを、詩の面からアプローチしてみたのですが、
今回は音楽としてあじわってみましょう。

出だし、重々しく不安定な低音の前奏に続いて、
アルトが美しい旋律を歌います。
黒々とした夜の海に浮かぶ小舟が、
島の港のあかりにむかって、ゆっくりこいでいるようです。
ふかこは、いつも、昭和30年頃の日本映画のタイトルバックのようだと思ってしまいます。
この後、伊福部昭のあの名曲とともに、ゴジラがぬうっと海の中から出てきて、

🎶ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがやってくるwwwwwwww😱😱😱😱😱

あ、いや、失礼いたしました。脱線しちゃいました


アルトのハミングに続くのは、ゴジラのテーマではなく、
「島よ!」という呼びかけでしたね。

赤い矢印をかきこんでみましたが、
バスからはじまって、男声↗︎女声と、
「島よ」という呼びかけが
木霊のように音が高くなるように繰り返されていきます。
オトモダチがのんきに
「おーい、島ちゃーん❤️」と声をかけているのではなく、
大勢の人間が一斉に語りかけてくるような緊張感のある、「島よ」です。
音が高くなっていくと、自然なクレッシェンドがつきますので、
何かが遠くの方から一気に近づいてくるような感じがします。
ドローンか何かで、ズームアップされる感じですね。
島よ、のshiという子音の繰り返しが、
「シーッ🤫」と言っているようにも聞こえて、
他人には見せたくないものを見られているような、
一種の緊張感が走ります。
同じ言葉(島よ)が8回も繰り返され、男女の声が入り混じるので
大勢の群衆に取り囲まれているような感覚にとらわれます。
「あまたの眼」という一行が、頭をよぎります。
作曲者の想像力の豊かさに圧倒される、二小節です。

そのさきは、詩の一行一行にメロディが対応して変わっていきます。

楽譜の読めない方でも、グラフィックとしてわかる変化です。

テンポも変わっていきますね。


…………………まるで、詩の朗読をきいているようです。

そして最後、
また、「島よ」と繰り返されるのですが、今度は

最初とは、逆に、女声↘︎男声と、音が下がっていきますね。
音が下降していくことで、今度はデクレッシェンドの効果が生まれ、
やってきた何者かが、今度は遠ざかって行くように感じられます。
単に同じことの繰り返しではなく、
その奥にある意味を感じ取って歌えたら良いのですが。

文字の上では、
単に「島よ」という言葉でサンドイッチされた一連の詩にすぎませんが、
作曲者がこれに音という想像力を加えることによって、
見事に、聴覚のみならず、視覚的な効果をあたえているといえます。
3D、というやつですね。

そして最後は、再び詩の意味に立ち返ってくるような気がします。

「島よ」と呼びかけているのは、
本当のところ、誰なのでしょうか。
島が自分自身だというのならば、
よびかけているのも、また、
そんな自分を見極めようとする自分自身でしょうか。
それとも、他者に何とか繋がろうとしてうごめく、
無数の孤独な群衆なにでしょうか………


明日はもう、埼玉県合唱祭本番です。
答えの出ないまま、ふかこは歌います……

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