M's diary

よかったを探そう

夢のヒヨコ

2005年07月02日 17時16分27秒 | Weblog
 昔、子供たちが保育園に行く前に、ポンキッキーズを見ていた頃があった。
 子供番組ではあるが、全体に質が高く、音楽も一流のミュージシャンを起用していた。
 先日、そのポンキッキーズのCDを手に入れ、久しぶりに聞いてみた。

 コドモはオトナじゃないんですけれど
 オトナじゃできないこともする
 3000万人コドモがいたら
 なんでもできそうなきがするよ
 だってコドモは コドモは
 夢のヒヨコを飼ってるもん
 夢のヒヨコを飼ってるもん
     (「夢のヒヨコ」より)

 糸井重里の詞に矢野顕子が曲をつけて歌っているのだが、なんともいえない優しさがあふれ、聞いていると涙が出てくることがある。
 少子高齢化の今の日本には、3000万人のコドモがいるのだろうか。
 彼らは夢を持って生きているのだろうか?
 残念ながら、こんな世の中では、夢を持つことはむずかしいだろうと思う。不登校の子供、働く気のない若者が多いのもわかるような気がする。
 子供は親の背中を見て育つと言うけれど、親自身が夢を持てないのだから。
 しかし、この歌の2番には、こんな歌詞がつづく。

 オトナもコドモになれるって
 おおきなコドモとちいさなコドモ
 どっちもヒヨコを飼えばいい

 子供たちに、「学校に行け」「仕事をしろ」、と言うよりも、大人自身がまず夢を持たなければならないのだ。夢を持つことは簡単ではないかも知れないが、どんな世の中であっても、自分が生かされる道は必ずあるはずだ。
 大人が希望を持って生き生きと生活する時に、次の世代にも夢と生きる力が伝わっていくのにちがいない。
 矢野顕子の歌声を聴きながら、そんなことを考えた。
       

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