平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

焼肉店の事故再考。

2011-05-04 21:41:20 | 日記
ニュース報道を観ていると、間違いがあるので、訂正したい。

僕は、仕事上の必要性から、市場には何度も足を運んでいるし、実際に仕入れも行っていた。

そこで、知っているのだが、報道には可笑しいところがある。

流通している肉のなかに、生食を推奨しているような肉は確かに存在しない。

しかし、通常の流通にのっている肉であれば、等級もあり、原産地、保存状態の明記があるから、

料理人であれば、それが生食に耐えられるのか、駄目なのかは、即座に判断できるのだ。

しかも、板前、調理師、料理人と呼ばれる人間は、判断が出来ないときは、

間違っても、生食用で提供などはしないはずである。

だからこそ、全国で、何万件と飲食店があっても、食中毒で、亡くなるなんて事故は、

ほとんど皆無なのである。

今回の事故を起こした焼肉店の社長は、生食用の肉なんて、どこにも流通していないと、

言っているが、ここまでは正しい。

恐ろしく歪んでいるのは、確かに生食用の肉というのは売っていないが、今回ユッケに使用されたのは

加熱用の肉だったということだ。

わざわざ加熱用と明記されているのは、通常の肉よりも、状態が悪いもので、

これは仕入れ価格からして全然違うはずだ。

すごく安いはずだし、この肉を生食用に提供したということは、大犯罪である。

こんな当たり前のことを理解できない人間だけで、営業されていたなら、

これは経営的な大きな責任である。

なんだか釈然としない。

責任者は、まだ、何かを誤魔化し、歪めて報告しているのではないだろうか。

いづれ、正義の鉄槌がくだされるだろう。


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