平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

ストイックな生き方。

2011-05-18 17:33:17 | 日記
自分に厳しく、ストイックに生きている人が、僕は大好きです。

感動屋の僕は、すぐに涙を流します。

僕自身もそうでした。

いつも、全力疾走、全力投球が信条で、緩みを嫌ってさえいた。

でもね、一昨年、心筋梗塞で倒れて、死線を彷徨った時、

一年位病院のベットに寝ていて、考えました。

僕は、夢の実現と言うよりも、妻が亡くなった後は、

無理に無理を重ねて、やんわり自殺したかったのかも知れません。

それなのに、救急車で病院に着いて、これから手術って時に、

やっぱり死ぬ事が怖かった。

夜中だったので、誰にも連絡はいらないと、強がっていましたが、

本当は母に来て欲しかった位です。

麻酔で眠る時、これで最後かと思ったら、

手術室の天井が、妙に明るくて、ひび割れていた。

運良く助かって、ベットに横たわって暮らしている時、

車椅子で、病院の周りを散歩している時、色々考えました。

大病院には、いつも人が溢れていて、生まれる命も、

死んで行く命も、毎日、まるで、当たり前の様にいっぱいある。

生も死も、すごく近い。

赤ちゃんから、死ぬ間際の老人まで、どちらも、おしめをしていて。

人間って、儚(はかな)いなって。

それで、少し変わりました。

精一杯生きたいのは一緒ですが、空の色や、

木々の緑を愛し、流れる川面に、目を向けようって。

そんな無駄っぽい時間さえ、大切な人生だって。

何でこんな事を考えたかと言うと、僕の周りには、

ストイックな生き方をしている人が多いからです。

もっと近くに居たら、緩みと、遊びと、間の、喜びを伝えたい。


なんてな。

失礼しました。

独白です。

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