平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

貧しさに怒らず格差に怒る。

2012-09-20 13:37:27 | 日記
現代の世界の潮流である。

ひもじさ、モノ不足、など、貧しさに、

怒っているのでは無くて、身の回りの、

格差を感じて怒っている。

人民も、国民も、市民も。


中華人民共和国の人民

今は、毛沢東時代から見れば、経済発展で、

餓死の危険からは遠のいた感がある。

ただ、急激な経済開発は、激しい格差も生んだ。

そこに、怒っているのである。

毛沢東の遺影を掲げ、暴徒が出現する。

貧しくても好いから、皆が、平等で居たい、と。


日本の国民

100年に一度の大不況と言われて、遂に、

同朋を大切にする、日本的経営は崩れた。

終身雇用も、年功序列も、今は無く、

リストラと言う、激しい首切りが横行する。

正社員と、派遣やアルバイトでは、雲泥の差だ。

それで、怒っている。

分厚い中間層は滅亡し、上流と下流に二分された。


ギリシャの市民

ギリシャは国ごと破産している。

そんなギリシャでも、暴動が起こっている。

その原因は貧しさでも、経済回復の為の、

厳しい生活でも無い。

真面目に働き続ける人と、30代まで公務員で、

その後は、年金暮らしの人とでは、人生の、

大変さが違い過ぎるので、怒っている。

しかも、国民の四分の一は、公務員である。


アメリカでも、市民デモが多発している。

一般市民が、生活苦に喘(あえ)いでいるのに、

べらぼうな給与をとる、金融界へ怒っている。


やはり、人間は不完全な存在なので、本音では、

自分が好く、成りたいのだ。

自分が成れなくても、周りの皆も、成れないと、

仕方が無くて我慢するが、周りに恵まれた人を見ると、

我慢出来ずに、暴れたくなる。

今、世界でそれが起こっている。


それを抑える為に、ある人は言う。

機会均等、と。

つまり、チャンスは皆に平等にあるんだと。

でも、人々は、そんな事では、納得しない。


これが、これから近未来への、人類の課題である。


僕も、メールマガジンで、探っていきたいと思う。



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僕がたけしを好きな訳。

2012-09-20 01:05:53 | 日記
ツービート時代、僕は余り好きでは無かった。

時代を切る、毒舌の切れ味は、ダウンタウンが

出て、初めて、心酔したものだ。

しかし、最近の北野武は、大大大好き。

で、何故だろうかと考えてみた。


飾らないで生きているからだろうか。

根っから剛毅で、親分肌だからだろうか。

そんな彼が、気恥ずかしげに語る姿も好い。


確かに、若気の至りは、講談社への殴り込み。

酔っぱらい運転のバイク事故での、顔面骨折。

でも、こんな人間臭さが、魅力でもある。


こんな逸話も大好きである。

〇文化放送のラジオが終わると、取り巻きや弟子が、

30人ほど、ラジオ局の出口で待っている。

たけしは、その30人を連れて飯を喰う。

上機嫌だが、ラジオのギャラの、10倍が飛ぶ。

〇たけし軍団の弟子に、に金を貸す。

催促などしない。

何年後かに返しに行くと、びっくりしたたけしは、

正座して受け取ったと言う。


最近では、3・11直後の話で、義援金の配り方への、

考え方が、僕と全く一緒でもあった。

無条件に、受け取りに来た人へ、30万くらいづつ、

渡してしまえば好い、と。

色々な不正は、後から調べれば好い。

それより、大多数の困っている人を、いち早く救うべき、と。


本当の苦労を知らない政府は、こんな政策を摂(と)らない。

災害以上に、貧困で困窮し、数百人が自殺している。

大震災の半日後から、全国で実施された義援金は、

必要としている人へわたるのに、1年以上かかり、

多くの人が苦しんだ。


たけしや僕には自負がある。

生活の苦しみ、人間の愚かさを、少なくても、

僕らは、おいらは、知っているんだと。

これは、実人生からの生活哲学である。

だから、人に優しいんだと思う。


アウトレイジ ビヨンド公開を知り、思った。



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