間違いの道。

不安なのは懸念の最中、つまり事前。
事が起こって、不思議と気分が和らぐこともしばしばある。

間違いの道の先に崖が現れることを、ずっと待ってる。

ポニー。

ポニーの困った顔にはもううんざりなのだ。

だってポニーはいつだって後ろばっか気にするじゃない。

片付け。

なんで物は
どっかいっちゃうんだろう。

タイミング。

「タイミングが悪くて快く思えなくなる」だなんて
本当は真理じゃあないんだけど。

漁師。

空港が出来たから

魚はとれなくなって

市は豊かになった

僕は今日も

子供達に理科を教える。

プディング。

プディングに触れたことがあるかい？
プディングの中腹辺りに指で触れると
プディング全体が狂ったように震えて
とても優しいんだ。

ヒコーキ雲。

ヒコーキ雲
その日々はこうして空みたいにどうでもよくて
気持ち良くて
また阿呆のような話題や背伸びした意見の投げ合いに花をさかせた。

走り回る。

体沢山動かすのには、後がつらくても気にしないことが多いんだな。

イエロウ・ビーはもう死んだ。

…rains.
蝶は舞い　雨に踊った
金のツタの葉　パイと蒼空
「抱きしめたい。」　白いサボテン
風は舞い　夏は香った

…fine.
砂の城　波に崩れた
オレンジジュース　沈んで消えた
「キレイね。」と微笑む彼女
葉は落ちて　「ワクチンさ。」笑った

キレイな雨　思い出した晴れ
目の前に黄色の葉が落ち
「ワクチンさ。」　寂しく笑った

何も無い朝はもう来ない
イエロウ・ビーはもう死んだ
意味の無い日々はもう来ない
イエロウ・ビーはもう死んだ。

無人のエレベーター・ホールにて思う。

「ずっと」は筒の中心の１本の柱のようだ。