marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(882回) 高尾山薬王院の御門に立つ”天狗の像”をどなたと心得る!?

2021-06-09 08:54:46 | 歴史

◆北海道・北東北縄文遺跡群のユネスコ文化遺産登録候補になって、古代の歴史観が変わってくるだろうことを期待する者です。日本の歴史に残るは612年の古事記、620年の日本書紀と学者さんもそろそろ、否、本当のところは薄々知っておられる方もいるのであろうけれど、なにぶんにも、科学と違って歴史の伝達というものは、文字に権威を持って先に書き表した方が勝ちですから、天皇系統からの権威にたつと、そうなんですか、と思う以外にない。ですから、この古来書かれた記紀の物語は、絶大な権威があって、そこから長いこと抜け出せないでいたのでした。戦前の教育は歴史代の天皇の名前を学校で恐れ多くも教えられたのでした。ですから、僕のお袋は、すらすら歴代の天皇のお名前を言えましたから・・・。神武からでしたけど。

◆本居宣長も「古事記 伝」を著わし、その影響は永く続いてました。昭和になっても、あの批評家小林秀雄もライフワークの「本居宣長」で日本文学大賞を受賞致しましたし・・・。宣長は唐国(大陸からの教えのことすべて)のことを完全否定しましたが、実は古代それを著した方々は、渡来人の血を引き、日本人に同化した人々でありました。残念!。ここが大事で、日本人の精神性と宗教の基本となったもの、その土台はどのように形成されたのか、と疑問を持つとず~考え続けることが僕のライフワークとなりました。第一に、その国の人々の宗教性、否、人が生きる基となる信仰心というもの(持たない方は、いいのですが、必然的に生き物である僕らは死ぬので、その死生観に何も疑問を持たれない方は、無関心で結構なのですが、僕は死んでから、中途半端なところでうろうろするのは嫌なので、というか同じ人生はおくりたくはないな、と思っているので)が、すべてにわたり大事なことなのだと思っているのです。

◆信仰云々は今では個人的な事となりましたが、その国の持つ宗教性は、その国の歴史に絶大な影響を及ぼします。文化、伝統、政治、にまで影響を及ぼします。2021年、昨年からのコロナ禍の中、その感染度合も地政学的にも僕は、その国民の宗教性が影響しているものと考えているのです。古来のこの国の「ハレ・ケガレ」のイメージが、「我、潔ければ、汝らも潔かるべし」と世界ベストセラーに語らえた天地創造の神が、のたもうたことにつながっていると信ずるのです。古来、日本の歴史が文字となる以前に順次、この国に渡来し、同化し、「この国の民が神の国の民になるように」と山々で修行を積んだ人々が、あの天狗と言われた人々なのです。



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