marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(936回)あなたがここに転生した理由

2021-12-16 18:30:11 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

■アドヴェント第三週 雪もちらついて来て・・・庭のナンテンの実だけ赤くきれい。草花も木々もすっかり冬支度である。小雪混じりの雨が降り続いて、どんよりした曇り空はこれからしっかり冬になるぞ、と合図をし始めた。ブログ1000回になったら心機一転別世界に行こうとしていたが、しばし止められた。足下を見よ、と。意気込んで書いていたのが急に意欲がブランクとなった。■12月は開戦日。多くの命が失われて僕らは何を学んだのか。「新たに生まれなければ神の国を見ることはできない」と言われた会話は、ニコデモがイエスに言われたこと。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こんなことも分からないのか。地上で起こっていることを話してわからなければ、天上で起こっていることを話してもなおさら分からないだろう。」とお叱りを受ける場面。この地上で起こっていることが僕らには分からない。■「あなたがここに転生した理由」(板東忠信 著:青林堂出版)を読んだ。BGMはモーツアルトのレクイエムなど聴きながら。で、イエスが言われた天上で起こっていることも書かれているだろうことを見込んで・・・。僕は個人なりに今までもずっと考えてきたこととほとんど一致していたのは嬉しかった。僕はキリスト者であるエドガー・ケーシーという人が書いた「転生の秘密」という本を姉に勧めたことがある。人は今生であるいは過去生において蒔いた種は刈り取らねばならない、という、それで転生をしてその償いをするように今生に生まれ変わって転生するのである、という主旨。■「あなたが~」はもっと受け入れ易く読めたのは、著者が日本人であるためか。輪廻転生も書かれておられる。確かにあるのだろう。すべての人が天国に行くとしても、今生の魂のありようがすべてあからさまになるのでかえって住みにくいという人もおられるだろうと、よって類は友を呼ぶ世界に落ち着くのであり、この地上に未練があれば転生し再び地上の別生で生き、魂の昇華をめざし繰り返される、そのような主旨。LGBTなどはどうなるのかなど結構、具体的に書かれている。一読をお勧めしたい。■それで、キリスト者はどうかである。彼を受け入れ自らの罪(欠陥)をその十字架で償われた信ずる者は、永遠の命を持つとされる。十字架と復活。永遠の命を著した書物はこの聖書しかない、とルターは叫んだ。それが大きな違い。(このことは人類にとって重大である)。それは”すべての民よ彼を信ぜよ”と再臨するまで叫び続けられる理由。「永遠の命」とは実際に、今の、よりしっかりした私として、天の披露宴に(どういう世界かも近い表現が「あんたが~」に書かれているが)招かれるのである、と。今生で如何なるふさわしくないと思われる自分など、まったく無条件に、地上判断ではなく、むしろそれは前世での誰かの欠陥を背負わされた人生でもあるかもしれないのだから(それに故に)信じる者は、十字架にかけられたおおいなるその保証を信じたが故に、その基督の礼服を着て永遠の命の世界の宴会に招かれるのである、と。■クリスマス。キリストの誕生。永遠の命の提供者の誕生。人類の最上の喜び。彼の死の象徴である呪いの十字架をたてられた教会で、彼の誕生を祝う。今や「死」は「生」となった。

「闇は光に勝たなかった。」・・・



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