marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

〈Ⅲ〉何故、頼朝は義経を殺したのか:親愛なるSへ(その19)

2022-03-15 17:17:54 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

 親愛なるSへ 先日は、ご自宅に訪問させていただきありがとうございました。お美しい奥方にもお会いできて。ところで君が意外や僕のブログを結構読んでくれていたんで驚きでした。引き続き僕のテーマは変わらず、今生の次元とそれに同期している異次元のハザマのあれこれなので、ブログアイコンと同じ爬虫類イモリなのだな、また、内容に忠告なりをしてくれたまえ。

◆僕はもの作りの仕事にかかわることが出来てよかったと思っている。それは、中途半端な爬虫類にはない緻密で合理的に数値で精査できる、しかも実体として目に見える完成された物として確認できるというすっきりさがあるからね。物理だね。有機化学は別だよ。科学も人に近づくともやもやし始めるというのかな。あれにも携わったんだけど、今は理屈は高校化学Ⅲとかでも学ぶんじゃなかったか、レジン。冷えると固まるフェノールという劇物は簡単にやけどする。昔の”いぼころり"という薬は、これだったのかと臭いで分かったのは、つまり肉片を溶かす薬だったのだ、ということはこの経験で知った。有機は同じ原料でも産地によって微妙に反応が異なるわけだ。まるで使えないのもある。原料は海外でも安価なところからなのだが。熱や圧力や閉鎖環境で自己発熱が起こって、化学反応が自力で起こって進んでいくんだなぁ。亀の甲の有機は苦手だな。

◆人体もそういうところがあるだろう。君と話したあれこれなどは、文系にかかわることで、その真理が誰にも当てはまり理解する検証が究極のところ出来かねるとう歯がゆさがありますね。それがそのように行えば、同じ再現性が現れるという、しかも人が役立ち社会の繁栄をもたらすものであれば、産業がおこり社会の繁栄と幸福がもたらされるかもしれませんが。しかし、逆に科学はそのことの故に命まで大量に破壊できるという手段ともなりえます。医者である貴殿には、検体を解析して患者がどのようにであろうとの前に、その検体がどういう進度で細胞を破壊しているか、今までの判例をもとにまずは従来のものか、破壊の進み具合やその症例のサンプルの回収となるのかもしれません。前線にある医者なら、患者のあれこれまで考えるでしょうが、君の場合は、次から次へとくる資料にただ結果を出すだけのようですから、といっても大切な人命救済にかかわる仕事には変わりないでしょうけど、結果を出す、つまり途中経過の重要な役割を担っているわけだ。

◆ここでなんだが、文章という記録が残され、著者が権威があり記録として残して他の歴史と呼ばれる記録がないとすれば、後々の学問は文献学なりといっても、その制限のあるであろう記録は何をもってこれが日本の歴史と言えるのか。文字というものもままならない時代、先の見えない未開の君に権威が与えられ、人がいうとおりに動き、家系を絶やさずその歴史的地位にいようとして、自分の思い通りに記録を画策した場合だ。つまり、理系ではなく、文系の場合、絶対的権威ある側につき代役も果たせるものとなったものがこれが記録であり、歴史であると残した場合、医学はそうではないだろうけど「白い巨塔」ではないだろうが、君が検体の解析をミスしてそれが人命を落とす事態になった場合。それはミスではないと権威で押し切った場合。しかも、歴史がそれによって作られていった場合。

◆あの鎌倉幕府創設したイケメンの頼朝の肖像画は、実は頼朝ではないのでは、といっても弟の義経も美形だったという話は、いずれも変わらずあったというのは動かない話であり、しかも「源氏」は、字の通り、古来からこの国の源流は、我々なのであるという関東武士、東国武士をなした徳川幕府まで、その底辺に流れてきたのであることは間違いないことなのだ。何を言っているか? あぁ、古代に順次、日本に帰化して日本人になった根の思考がユダヤ人的なのかもしれないということ。彼らは同じ神を信じて来たからね。旧約聖書を読むと訳の分からん部族同士の争いがあるから、神の計らいの元に、その活劇をこの日出る国の島で行ってきた。まさに黒子たちは、その大陸からのそのような大衆操作、プロパガンダを屈指してきた連中で、その政治操作を内面知って動いた者達だったのだのではないかと・・・。大河ドラマにも怪僧が出てくるでしょう。実に多くの背後にこの時代、動いたのだな。

◆なぜ、奥州平泉に仏教による理想郷のごときを作ろとした藤原が、頼朝に成敗されたかというえば、義経をバックアップし世的アイドル化をしてあやつり、世論操作で歴史を動かし、先祖において古代から権力中枢に入り込み大和、北九州での覇権の歴史に書き換え、古代歴史には残らない同根である東国の我らは見ているぞと、古代先祖中臣がレビから政治の中枢に上り詰め画策しはじめて来た藤原の4代め泰衡を成敗したいうわけなのであったのだ・・・と思われてくる。つまるところ武士のように争いにより改革しようとする衝動は大陸からのDNAがユダヤ的だということ。日本各地に散らばった黒子たちは、この日本の人々に需要な形而上学衝動の源泉で一気呵成で賛同し「いざ、鎌倉へ!」となって歴史を動かしたのである。彼はまた、この国の一様な精神性を作り出した重要な働きをこの国の人々の心の歴史に残してきたのであるなぁ。・・・長くなった、また、メールします。 from G