気ままに

大船での気ままな生活日誌

中井貴一さんのトークと二本の主演映画

2015-04-11 08:58:54 | Weblog

旅先の京都からの投稿です。前日に引き続き、トークショーの紹介です。これは、もう一と月も前のことで、さくらサクラ記事の連発の中で忘れられるところでした(笑)。

鎌倉同人会100年記念、春の映画会で行われたもので、中井貴一さんの対談相手は今回も、山内静夫さん。今回もというのは、もう三回もここで話しをされているから。馴染みのお客さん。西武パルコの公演中だが、山内さんの頼みでは断るわけにはいかないでしょう、と笑う、中井貴一さん。 対談がまるで、漫才のように面白い。ボケが山内さん、ツッコミが中井貴一さんの役回り(笑)。面白い話ばかりでなく、大事な芸の話もぽつりと。一流の芸は芝居をしないでできるみたいな。小津安二郎の前で、六代目菊五郎は着物をつけないで、ふんどし一丁で女形の芸をみせたそうだ。芸は形でつくるのではなく、人間でつくるみたいな。

映画二本は、いずれもマキノ雅彦監督。津川雅彦が叔父のマキノ雅弘から監督名を頂いている。ひとつは、”寝ずの番”。原作は笑福亭松枝の”当世落語家事情”で、上方落語界を舞台にした”大人のコメディー”。寝ずの番とは、お通夜で、故人を寝ずに送るという風習。そこでの思い出話が語られていくのだが、それがしっちゃかめっちゃかで、しもねたもあり、と言った物語。脚本もらったとき、断ろうとしたが、雅彦さんの頼みじゃ、仕方ないと引き受けたそうだ(笑)。コメディアン貴一の面目躍如の映画(笑)。

そして次郎長三国志。もちろん、中井貴一が清水の次郎長。お蝶が鈴木京香で、大政が岸部一徳。立ち廻りが面白かったと貴一。ぼくも久しぶりに次郎長ものをみて、いい気持ちだった。貴一はこれらの映画もそうだけど、いろいろな役をこなし、今や映画界のトップスター。いよいよ目指すのは六代目の芸かな、と思った。

昨日は小雨模様の一日でしたが、平野神社、嵐山の桜、天竜寺の庭園など、存分楽しめました。今日は、雨が上がり、一日、遊んで帰ります。ご報告は明朝にでも。では、みなさん、一日、お元気で!

コメント
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