気ままに

大船での気ままな生活日誌

帝王ダリア満開 ここもこの世の楽土

2007-11-22 08:40:01 | Weblog
前夜あれだけ飲んだのに、ボクは元気に(笑)午前中には大船フラワーセンターに姿をみせていました。先日訪れた、鎌倉文学館庭園のテイオーダリアが咲き始め、また、今朝の散歩でみた、道沿いのお宅のテイオーダリアが見頃を迎えていました。で、”そうだ、フラワーセンターへ行こう”といそいそ出掛けたのであります。

思った通りでした、見頃でしたよ。薄紫の、経20センチぐらいの花を先端部にいっぱい咲かせていました。ダリアの仲間なのですが、木質化する種類で、”大木”になり、ここのも4、5メートルの高さになっています。

去年は、うっかりテイオーダリアさんのことを、”テイノー(低能)ダリアさん、こんにちわ”と挨拶をして、気位の高いテイオー(帝王)ダリアさんを怒らせてしまいました。花(鼻)に青筋をたてて怒っていました(もともと青系の色ですが)。今日は気をつけて、呼びかけましたが、緊張のあまり、”カイオーダリアさん、こんにちわ”と、また、やってしまいました。とほほ。あまりにも巨体ですので、ついついお相撲さんを連想してしまったのです。まだ、横綱、ハクホー(白鵬)ならメンツをつぶさずに済んだのですが、カイオウ(魁皇)となると、今場所で引退か、と言われる、落ち目の大関ですから、いたく帝王の心を傷つけたようです。

そのあと、ボクが、その堂々たる、グラマーな体つきから、ダリア界の叶姉妹のようで素敵ですね、とか、薄紫の花から連想して、紫頭巾の松坂慶子さんみたいにおきれいですね、とか、おべんちゃらを言ったのですが、バカ、オレは女帝ではないと、ますます怒らせてしまいました。とほほ。ボクは、そばのベンチに髪染めみたいに、へなへなと倒れ込んでしまったのでした。

ベンチに座って、10分ほどして、ようやくテイオーダリアさんが機嫌を直してくれました。それは、ボクが、あなたはケイオーダリア、ケーオーボーイみたいです、加山雄三さんみたいですね、フラワーセンターの若大将ですね(今晩、加山雄三ディナーショーに行くことになっていたので、すぐ思いついたのです)とごまをすったら、にこにこし始めたのです。うそも方便ですね。さらにボクは追い打ちをかけ、ケイオーオールドボーイの詩人、堀口大学さんの言葉”花は色 人は心”を紹介しながら、あなたの心がうつくしいからこんなにきれいな薄紫色になるのでしょうね、とお世辞を言ったのでした。

いや、お世辞でないのですよ。実際、雲ひとつない青空をバックにして、輝くように咲いている、テイオーダリアの薄紫色の花は、本当に見事なものです。ひとりベンチに座って、こんな、うつくしい風景を独り占めしているのだと思うと、しみじみとした幸福感で胸がいっぱいになってきました。”ルバイヤード”のお酒は、確かに”この世の楽土”ですが、こうゆうときも、”この世の楽土”だなと思ったのでした。

コメント
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