MAPPY!の手抜き日記

おいらの日常の出来事を超不定期にお届けっ♪誰も見たくね~って?まぁ、気にしない w

とても大切な友人のおはなし。

2012年05月28日 | 神奈川
一昨日の夕方、とても大切で大好きな親友のNが亡くなりました。

彼とは中学校からの付き合いでした。
とはいえ、本格的に仲良くなったのは高校に入ってしばらくしてからの事でした。
別の友人の引越しを境に意気投合しまくりで、学校やバイトが終わるとウチか彼の家で延々とバカ話をする日々が続き、外から見ると兄弟か恋人かという程の仲良しっぷりでした。

しかし、そんなオレらの関係にもちょっとした危機が訪れます。
社会人になってしばらくしてから、彼は突然怪しい宗教団体に足を踏み入れてしまいました。

何をどう信仰するかは本人の自由なので「宗教始めちゃったんだ。まぁ、何を信じるかは自由だからいいんじゃねーの。」程度にしか思わず、お互いの家を行き来する頻度は減りつつも、特に変化なく交流は続いておりました。

そう、他の友人からとある連絡がくるまでは。。。


その連絡の内容は。。。

あのさぁ、Nから宗教の誘いの連絡がきて困ってるんだけど、何とかならない?

それを聞いたおいらは困りつつも内心では激怒しました。
当時、よく遊んでいた連中からも同様の連絡が入ったため、何とかしなきゃいけないと思い、抗議の電話を彼に掛けた。

そしたら、おぉ~っMAPPY久しぶり♪お前も宗教やらねーか?と誘ってきたので、周りの連中へのコンタクトをやめるってなら、話を聞きに行ってやると言い放ち、実際に話を聞きに行った。

やり口は典型的なマルチまがいの方法でした。

実際に入るかどうかはMAPPYの判断に任せるとの事だったので、しばらく考えた末に全力で拒否。
そして、周りの連中へのコンタクトも収まった。

それから数年間、彼との連絡はほぼ途絶えた。


何年か振りに彼から電話がかかってきた。

N:おぉ~、MAPPY久しぶり♪あの宗教辞めたからさ~☆
M:マジでかっ!!
歓喜の瞬間である。

その時、彼に何か得るものはあったかい?と尋ねてみた。
その答えは、何も得るものはなかった。でも、一つだけ大きなモノを得たと。

それは何?と尋ねた所、帰ってきた答えは。。。

前と何一つ変わらずMAPPYが電話に出てくれたコトかな(笑)

その答えに「何だよそれ、友達なんだから当たり前だろバーカっ」としか答えられなかった。
今でもそれ以上の答えは見つからない。

その時を境に彼との関係は復帰し、周りの連中との関係も復旧した。
しかし、以前と同様にお互いの家を行き来するには物理的な距離が発生。

だが、通信インフラの発達により物理的な距離はほぼ関係なくなっていた。
Webカメラでお互いを映しながら酒を飲んだりして延々とバカ話をする日々(笑)
たまにはリアルに遊ぼうぜ♪とばかりに連休で帰省する度に彼の家に集まって遊んでいた。


月日は流れ3年半程前。
いつもの如くバカ話でもしようと思い、彼に電話を掛けたが出ない。

忙しいんだろうなと思ってたら、数日後に着信があった。

N:実はさぁ、おいらガンになっちまってさぁ。。。今入院してんだよ。
M:マジでかっ!!で、どうなのよ?
N:まぁ、悪いトコ取ったし転移もないから大丈夫だよ♪

そんなやりとりをして電話を切った翌日、すぐに病院に行った。
少しふっくらした彼を見て、病院だというにもかかわらずバカ話で爆笑。
しばらくして、退院したとの連絡。

今まで通り、連休の度に彼の家でバカ話。

しばらくしてから、また入院したと本人から聞き、お見舞い。
お土産はバカ話(笑)

時は流れて3月半ば。
仕事の帰りにバカ話でもしようと思い、彼の家の近くに立ち寄った。

M:よっ♪元気か~?とりあえず、おいらの車で話しようや♪
N:悪りぃ、MAPPY車高高くて乗れねーや。。。
M:了解♪じゃあ、そっち行くわ。

彼の車でしばらくバカ話。
そして数分後。。。

N:ごめんMAPPY、もう身体キツいから帰るわ。
M:おっけー、身体キツいトコ出てきてくれてありがとね~♪また、近くに来たら連絡するわ。
N:おぅよっ♪

これが外での最後の会話。

5月の連休の後半、緊急の仕事で関東行きになったので、仕事帰りに友人Mとお茶をするため、Nの家の近くのコンビニにGo♪
そして、近くにいるから出て来ない?とNに電話をすると。。。

N:いやぁ、また入院しちまったよ~
M:マジでかっ!!いつもの所だろ、部屋番号は?
N:○○○号室だよ。でもさぁ。。。

何かを話そうとする彼を遮って 、すぐ行くから待っとけよと言い病院へ行った。

そこには数本のチューブが繋がっている彼の姿があった。。。
一瞬動揺したが、いつも通りに「よっ♪遊びに来たよん(笑)」と声を掛けバカ話をした。
本人から直接現状を聞き、「生きろよ、また行くからな」と言い病院を後にした。
それが彼との最後の会話だった。。。


その夜、何人かの友人に彼の状況を報告し2週間程した頃、彼の携帯から着信があった。

無事に退院したかな♪と思い、いつも通りに電話に出るも様子がおかしい。

電話の向こうから聴こえるのは女性の声、着信表示は彼の携帯。
少し戸惑いながら話を聞く。

N(彼女?):○○君(彼の本名)って知ってますよね?
M:もちろん。どうかされましたか?
N(彼女?):○○君、もう長くないかもしれないそうです。。。

一瞬、何を言っているのか理解出来なかった。
近いうちに顔出しに行きますと彼女に告げ、通話終了。
すぐに数名の友人と連絡を取り、日曜日にお見舞いに行こうと決めて会社にも週末休ませてと依頼。

金曜日、午前中で仕事が終わり少し休んでいたら、彼の携帯から着信。

もう、イヤな予感しかしなかった。少しの希望を胸に電話に出る。

夕方に彼は息を引き取りました。
この事を彼の友人にも伝えて下さいと。。。

急いで友人らと連絡を取り、話をまとめて名古屋で友人Dを拾いひとまず横浜の実家へ。

必要なモノを揃えて彼の実家へ。
彼の好きだったタバコとビールを手にいつものように「よっ♪」と声を掛けて顔を見る。
そして、少し大人しめではあるもののバカ話をして「また明日な♪」と声を掛け線香をあげた。

それから花屋で葬儀に出すお花を注文し、メシを食って解散。

お通夜に参列し、御焼香をした時にようやく現実を理解した。
御焼香が終わってすぐに会場の外に出て、一人で号泣。

落ち着いた所で控室に向かうも、斎場の入り口付近で待っていた友人の顔を見た瞬間に「まだちょっとムリ」と告げて、もう一度外に出て一人で号泣。

落ち着いた所で控室に戻り、参列した友人たちと談笑。
最後に彼の眠る棺を見ると、前日に供えたタバコが入れてあった。

彼の棺を囲み、友人らと談笑し斎場を後にした。

その後一部の友人を駅まで送り、別の友人と合流。
少しだけ凹み、友人に元気をわけてもらった。

そして、彼を想いながらこの記事を書いている。

書き始めた時は真っ暗だったのに、もう朝だ(笑)

この後、告別式に行ってきます。

いろいろあったけど、おいらはお前と過ごした時間はすげー楽しかったぞ。
この先お前が楽しむべき時間も楽しんでから逝くから気長に待っててくれよな。
たぶん、200年後ぐれーだわ(笑)

またバカ話でもしよ~ぜ♪




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