母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

友達との別れ

2020-12-07 10:46:28 | 日記
何度か話に出てきた

母の60年来の友達

10月に彼女の息子さんに

一緒にドライブに

連れていってもらった母

その時の彼女の状態は

もう意思疏通ができない状態で

認知症が一気に

進んでしまったようだったと

母がショックを受けていた

その後

3日ほどして

母が一人で彼女の家に向かったが

母も母で認知症が進んでいるので

間違えたことのなかった彼女の家への

降り立つ駅を間違えて

えらく遠くの駅から

4000円の道のりを

タクシーに乗って

ようやくたどり着いた

その時会った彼女は

また元通りで

会話もできるし

喫茶店も一緒に行けたようだった

それから1ヶ月ほどして

彼女の娘さんから電話があり

施設に入ったと言われたそうだ

突然だったが

自分も入れられると

ビビっている母は

彼女に会いに行くことはないだろう

聞くと

同じマンションの

一人暮らししていたおじさんも

別の部屋のおばさんも

最近入所したそうで

続々と周りの人たちが

施設入りしているので

次は我が身かと

内心ビクビクしているようだ

言葉の端々に

「私も施設に入れられちゃう」とか

「私はそんなにひどくない」とか

牽制しているようにもとれる

そのくせ

「あんたが背負い込むことないよ」

とか理解があるようなことも言う

でも結局は

施設に入れたいと思ったときに

経済的に入れられるかどうかなんて

考えてもいないよね

私が背負い込まないためにも

まずは日々の無駄遣いから

やめてくださーい❗


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