母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

認知症のせいだけじゃない

2021-09-16 17:18:07 | 日記
昨日は仕事から帰ったら

実家に敬老パスの書類を探しに行こうと

思っていた

ささっと買い物を済ませ

自宅に着くと

家の前に座り込んでいる母

顔を合わせて第一声が

「もうあのジジイ❗嫌だ❗

だった

母の話だけ聞くと

父が母には何も言わず勝手に

焼き魚を買ってきて

母が買い物から帰ったら

一人で食べてたと言う

母の記憶には残っていないが

このやり取りは何年も続いている

毎日毎日母は刺身を買ってくる

この夏は9割がた夕飯が刺身らしい

さすがの父も疲れてきている

だから刺身ストップをかけるため

父は自分の食べたい焼魚を買ってくる

今回もそんなところだろう

黙って買ってきたと母は憤っているが

今の父ならちゃんと母に伝えたのだと思う

今の父なら…というのは

昔の父なら十分考えられる

あり得る話だから

昭和のおやじあるあるだと思うけど

毎日食事の支度をしているのを

わかっているのに

飲み会があっても夜ごはんはいらないと

決して連絡してくる人ではなかった

母の体調が悪くて

ご飯が作れないと言っても

なんでもいいから作れと

言い放つ人だった

母が父の悪口を言うときには

何度も聞いた話だから

ひどいやつだと

思っていたが

もしかしたら父の話も聞いていたら

違うニュアンスだったのかもと

ちょっと思う

まあでも母は今でも

父が「なんでもいいから作れ」と

言うと思っている

でも父は自分で食べたいものを

自分で買ってくるから買ってこなくても

良いと何度も母に言っている

この間から父が焼魚を買ってきては

母が

「もう❗なんで勝手なことするの⁉️私はそんなもの食べたくないからそれならこれから自分の食べたいもの勝手に買ってくれば良いじゃない❗明日から私は何も作らないから‼️

と吠える

私も父もそうしてくれと言っているのに

次の日また刺身を買ってくる

それの繰り返しだ

父が焼魚買ってきたから

買い物行かなくていいと言う言葉は

認知症ゆえに忘れたのだろうと思うが

会話をしてこなかった

信頼関係を築いてこなかった結果が

母の介護がうまくいかない

最大の原因なんだと思う





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