母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

お金貸して

2023-09-25 12:34:48 | 日記
先週月曜日に

夫が急に高熱を出した

仕事場と家の往復しかしない夫が

まさかとは思ったが

祝日なのもあり数件の薬局を探し回り

やっと見つけた抗原検査キット

結果はうっすら陽性

看病しながら手洗い消毒は

しつこいくらいにやったけど

2日後まんまと感染した

病院に行きコロナ陽性の診断がおりた

私の場合

熱は38℃くらいをうろうろ

体の痛みと頭痛はあったけど

動けないほどでもなかったので

リビングのソファーを巣にして

少しずつ家事をしながら

時々休んだりしていた

夫が発熱した当日

私が薬局をめぐっている間に

父に納豆を投げつけられたと

母がうちに乱入してきた

カギが開いていたので

勝手に入ってきてしまう

留守番していた娘から連絡が入り

仕方なく一旦帰宅した

私が帰った時には

うちに来た理由さえ忘れたようだった

早く帰らせようとしているのに

お構いなしで居座ろうとする母

それから3日後

リビングで寝ていると玄関が開く音

「入ってこないで❗

私が叫ぶと母は玄関から話し始めた

「お金が全然ないんだわ、貸してほしいんだけど」

いつもなら貸さずに一緒に実家まで行き

母の財布を確認しながら

説き伏せるのだが

今はコロナ保菌者で

母に近寄ることさえ出来ない

少し元気になった夫が

玄関とリビングを仕切るカーテン越しに

ごまかそうと話をしているが

母は「お金貸して」の一点張り

借りても返せないくせに

借りて買い物行っても

必要のない同じものを買うだけなのに

考えるほどにムカついて

病気の体に堪える

仕方なく財布に入っていた1万円を

パチンコの換金所のような感じで

夫から渡してもらうと

母はそのままスーパーへ向かった

貸したお金は

私の体調を心配した父からの電話で

母の乱入を知らせると

次の日父が返しに来てくれた

本当はケアマネさんと

母の施設も含めて話し合う予定だったが

私のコロナにより延期された

最近母の問題行動が

気になるようになったので

早く話し合わねば