記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

絵葉書サミットと北九州・折尾散策。

2009年12月03日 00時39分12秒 | まちづくり
 週末、2年半ぶりの「絵葉書サミットin福岡」開催。アンティーク絵葉書の愛
好家・研究者の集いの場だが、今回は筥崎宮の大骨董市に合わせての日曜宿泊。
骨董市を楽しんだ後に箱崎水族館喫茶室に集合し、ここで簡単に最初の絵葉書交
換会。その後、宿泊地のレイクサイドホテル久山へ移動し温泉と美味しい夕食を
堪能し、夜の大交換会へ。

 今回が10回目のサミットだが、日曜宿泊としたこともあって参加者は最低数。
このホテルに宿泊しての開催は2度目、それまで由布院や別府、志賀島、二日市
温泉など場所を変えてきた。櫛田神社近くの登録文化財「鹿島本館」にも、指定
を受ける前に宿泊した。メンバーは少なかったが、気心の知れた面々が東京など
からも集い、楽しく勉強になるひと時だった。

 夜10時過ぎ、休憩タイムに温泉を堪能。久山温泉はとにかく露天風呂!紅葉も
美しく、ついつい長湯になる。お風呂から上がって部屋へ戻る途中、エレベータ
で一緒になったのは、なんと大関・琴欧州?そうか、この日は九州場所の千秋楽。
福岡市内からわずか30分、忘年会シーズンを前に同窓会や打ち上げで団体さんも
宿泊しているようだった。私自身、普段一番馴染み深い温泉ホテルである。

 その前日、28日は絵葉書サミットへの出品物の預かりと、借りていた貴重な明
治期のガラス版写真(長崎市内)の返却で、北九州市八幡東区荒生田にある今井
書店さんへ。せっかく久々の北九州ということで、例のごとく町の遍歴撮影で折
尾駅界隈と藤田商店街へ立ち寄った。折尾駅は駅再開発を前に、行くたびに周辺
商店街など一帯が立ち退きで更地化中。日本初の立体交差駅のホームや沿線から
みた風景などを、北九州へ行くたびに撮影。今回は約8ヶ月ぶりだった。

 実は福岡市内よりも北九州の方が、撮影散策して楽しい処は多い。これは映画
のロケが北九州で多く行われていることにも繋がる。人々の息吹の中、単に古い
だけでなく絵になる風景が多いのだ。銭湯の数は福岡も北九州も20軒程度まで減
少しているが。旧五市それぞれの成り立ちと、山が背後まで迫る坂のまちが多い
だけに、路地風景は圧倒的に北九州の勝ち!

 その北九州の路地風景、漁村風景、歴史的建造物、町並みを40年近く撮影して
きた泥谷(ひじや)さんの写真集はどれも素晴らしい。小倉南区にある自宅画廊
に伺うのは私の北九州訪問の楽しみの一つ。今は観られない漁村風景を中心にし
た写真集(7月発刊)の次は、路面電車(北九州線)になるようで楽しみ。私も
負けないよう北九州線の写真集の準備中。

今日の写真は、折尾駅界隈の1枚。
寿マーケット(折尾新市場)の写真も入れたかったが選ばず。
同マーケット内の和菓子・花月さんで、いつものように栗饅頭と
餡たっぷりの成金饅頭を買った。
ゆったりとカーブした路地が多いのが折尾の特徴。先がどうなっているか
気になって散策も楽しい。大型ショッピングモールの理論と同じだ。
良い路地の条件も同じだと思う。


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