記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

クレームにならない客の声と画像等の無断使用対策考

2007年07月18日 21時55分35秒 | Weblog
 先ほど某地元ラジオ局から電話があり、明日19日の朝のラジオに出演
することとなった。静かなブームとなっている昭和30年代にスポットを
充て、博多冷泉地区の記念誌制作で20~30年代の街の逸話を取材して
廻った時のエピソードを語ってほしいとのこと。自治連合会の会長にもそ
の旨をすぐに伝えた。

 週末、体調を崩して久々に寝込んだ。海の日16日には熱も引き、遅れた
仕事を日中かけてこなした。夜、久々に自宅近くのラーメン屋へ食事に出
かけた。博多○○堂○○店である。普段から気にかかっていたことだが、
この日は我々家族にとって厄日だったのか、店内に入っても店員は誰も声
をかけない。席は空いていたが前の客も待っていたので待合い椅子に座る。

 店員の何名かは時折、待っている客をじろじろと見るが声は掛けてこな
い。数分待って妻が空いているテーブル席に座って良いか尋ねると「いい
ですよ」とあっさり。普通は「いらっしゃいませ」の掛け声があるものだ
が、招かれざる客だったのだろうか。奥から覗いたスタッフが気づき、次
に待っている客には早々に招き入れを行った。

 この店はいわゆる○○堂の研修センターのある店。それを知っているの
で「ああ、また研修中の新人なんだろう」程度に、これまでもイラつかな
いようにしてきたが、この日は特にひどかった訳だ。

 さらに病み上がりだったせいもあるかもしれないが、ラーメンを食べた
後に少々吐き気を催してしまって散々だった。病み上がりだからと薄味の
メニューを注文したが、その味はいつもよりもかなり濃く感じ、スープの
色もいつもより濃かった。3ヶ月ぶりだったので味も変わったのだろうか?

 自宅へ帰ると私だけでなく妻や娘も「気持ちが悪い、吐き気がする」を
連発。同じ症状は以前、別の某有名店で食べた時にもあった。モツ等が入
った濃厚味のラーメンである。我が家の面々は濃厚なトンコツは元々苦手
なので、あっさり味しか食べない。久しぶりに食べたので体調が合わなく
なったのかもしれない。この店は開店以来ずっと通っている店なので、こ
の日は色々な意味で少々ショックであった。たぶんしばらくは行かないだ
ろう。

 クレームにも色々あるが、最近は自身の運営するサイトから画像を抜い
て勝手に活用したり、文章をそっくり借用し別サイトで紹介されることが
頻繁に起きて、少々うんざりしている。先日も私のブログにトラックバッ
クを送ってきた方のサイトを拝見すると、5年前に私が書いた文章をほぼ
そのまま掲載していたので指摘した。

 この方はすぐに無断転用の釈明をいただき、関係文等の削除も即座に対
応いただいたので逆に気持ちのいい方だと嬉しくなったのだが、中には悪
質なケースも多々ある。サイト上で紹介している画像と解説文をそっくり
自分のブログ内に取り込み、こちらから掲載方法の変更を依頼しても無視。
ブログへの書き込みもすぐに消され、匿名の強みを遺憾なく発揮している。

 引用の注釈やクレジットの掲載を依頼しても、無断で転用する方は後を
絶たない。地図製作のプロダクションやホームページ制作会社など、無断
で画像を抜いて自社サイト上で堂々と公開しているものも多い。定期的に
自動回遊でどこから画像を抜かれたか、リンクがどこから来ているか等を
チェックしているので、それらを把握できているが氷山の一角である。

 自分も制作者・表現者であり、時間が無い時やネタに困った時などに他
から借用したいと思うことも正直ある。しかし、普通はモラルや社会的地
位を考えると実行には移さないものである。

 絵葉書などの画像アーカイブを公開するための準備を進めているのだが、
実は中途半端なカタチで今まで公開してこなかった理由が、一連の違法行
為である。もちろん、個人で楽しむ範囲は画像をダウンロードして楽しん
でいただいて良い訳で、きちんと断りを入れて画像の転載許可などを頂く
方が多いのも事実。匿名性の強いメディアだからこそ、正当・暗黙含めて
日常的なマナーは守りたいと思う。

 大手の企業はこれら著作権や所有権への対策に神経をすり減らす。今、
開催している私の担当した企画展も、某玩具メーカーへの陳列許可申請
や某キャラクター商品の展示許可申請に苦慮した。商品はこちらで用意
し、陳列の許可を得るために連絡すると1点で20万と言われて即座に
展示リストから外した(笑)。

今日の写真は、小倉鳥町食堂街にある焼きうどん発祥の店「だるま」前。
今は高齢で手足の痺れもあるおばあちゃんが必死に暖簾を守っている。
ご主人が店に出られなくなってからは何度も店をたたもうとしたそうだ。
小倉に行くとつい足を運んでしまう店。開店当時の話しを聞くと、
店の奥からたくさんの古写真を出していただき、楽しそうに語って
もらった。2004年夏撮影。

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