■訳してみよう万葉集■<その33>
●題材歌
淡海の海 夕波千鳥 汝が鳴けば
心もしのに 古思ほゆ
―柿本人麻呂―(巻三・二六六)
●現代訳
①淡海の湖に その湖の夕暮れの浪に 千鳥が群れ鳴いている。千鳥等よ お前等の鳴く声を聞けば 真から心が萎れて 昔の都の栄華のさまを偲ばれてならない
② ―
③近江の湖 その夕浪にさわぐ千鳥よ。お前が鳴けば 私の心はうちしおれて しきりに昔のことが偲ばれる。
④淡海の海の夕波を飛ぶ千鳥よ お前が鳴くと心もしなえるようにむかしのことが思われる。
⑤近江の海 この海の夕波千鳥よ お前がそんなに鳴くと 心もたわみ萎えていにしえのことが偲ばれてならぬ
⑥近江の海の夕波千鳥よ おまえが鳴くと心もしみじみと昔のことが思われる
⑦たそがれの水辺に千鳥が鳴く それは 失った昔へ僕を誘う声
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《おい千鳥 そんなに啼きな 啼く度 往古思うて 堪らんよって》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その31><その32><その33>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【ささなみの】へ
●題材歌
淡海の海 夕波千鳥 汝が鳴けば
心もしのに 古思ほゆ
―柿本人麻呂―(巻三・二六六)
●現代訳
①淡海の湖に その湖の夕暮れの浪に 千鳥が群れ鳴いている。千鳥等よ お前等の鳴く声を聞けば 真から心が萎れて 昔の都の栄華のさまを偲ばれてならない
② ―
③近江の湖 その夕浪にさわぐ千鳥よ。お前が鳴けば 私の心はうちしおれて しきりに昔のことが偲ばれる。
④淡海の海の夕波を飛ぶ千鳥よ お前が鳴くと心もしなえるようにむかしのことが思われる。
⑤近江の海 この海の夕波千鳥よ お前がそんなに鳴くと 心もたわみ萎えていにしえのことが偲ばれてならぬ
⑥近江の海の夕波千鳥よ おまえが鳴くと心もしみじみと昔のことが思われる
⑦たそがれの水辺に千鳥が鳴く それは 失った昔へ僕を誘う声
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《おい千鳥 そんなに啼きな 啼く度 往古思うて 堪らんよって》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その31><その32><その33>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
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