ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

■訳してみよう万葉集■<その99>あしひきの

2012年10月22日 | 訳してみよう万葉集
■訳してみよう万葉集■<その99>

●題材歌

あしひきの 山沢やまさは人の 人さはに まなと言ふ子が あやにかなしさ
                           ―東 歌―(巻十四・三四六二)

●現代訳

① ―

② ― 

③ ―

④あしひきの山沢に住む人のように人がさわに「まな」(いけない)というあの子が、ふしぎに愛しいことだ。

⑤あしひきの山沢の人びとが、沢中こぞって手出しをしてはいけないと言っている子、その子がむしょうにいとしくてならぬこのせつなさよ。

⑥ ―

⑦ ―

①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>

これらを踏まえて 私はこう訳しました。

山沢やまさわの 村人むらびとみんな 手出すなと 言うて守る児 えろ可愛かいらしで》

さあ あなたの訳は 如何ですか?