ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

■訳してみよう万葉集■<その97>さ男鹿の

2012年10月15日 | 訳してみよう万葉集
■訳してみよう万葉集■<その97>

●題材歌

さ男鹿の 伏すや草むら 見えずとも ろが金門かなとよ 行かくししも
《あの児ん るからんか わからんが 前とおるんは わくわくするよ》
                          ―東 歌―(巻十四・三五三〇)



●現代訳

① ―

② ― 

③ ―

④鹿が草群に隠れ伏すように、あの子の姿は見えずとも、あの子の門の前を通って行くのは、よいものよ。

⑤雄鹿が伏している草むら、姿の見えないその草むらのように、姿は見えなくても、あの子の門口を通るのは、それだけで気持ちがいい。

⑥ ―

⑦ ―

①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>

これらを踏まえて 私はこう訳しました。

《あの児ん るからんか わからんが 前とおるんは わくわくするよ》

さあ あなたの訳は 如何ですか?