ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

日めくり万葉集<11月>(その3)

2010年03月11日 | 日めくり万葉集
■平成22年3月11日■
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
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げん担ぎ 良えこといっぱい 思たんで そうなったがな 思てみるもんや

今日けふなれば 鼻の鼻ひし まよかゆみ 思ひしことは 君にありけり
《くしゃみ出て 眉のいのん 思うたら あんた来る云う 前兆しらせやったで》
                         ―作者未詳―(巻十一・二八〇九) 

★待ち焦がれ 死のと思たり したけども 待ち待ち続け 秋なってもた
秋の田の 穂のらふ 朝霞あさがすみ いつへのかたに こひやまむ
《こんな恋 消えても良えで 霧みたい 行くとこうて ただよう恋は》
                         ―磐姫皇后―(巻二・八八) 

額田王おおきみの 号令一下 船が出る 新羅目指して 月夜の海へ
熟田津にきたつに 船乗りせむと 月待てば しほもかなひぬ 今は漕ぎでな
《熟田津で  月待ち潮待ち 船出待ち きた きた 来たぞ 今こそ行くぞ》
                         ―額田王―(巻一・八)