ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

歴史編(33)あの児いまごろ・・・

2009年11月26日 | 歴史編
■平成21年11月26日■
万葉集に詠われた歌を 歴史の流れに沿って 採り上げ 「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★都居り 瞑目めいもくすれば 潮騒が 聞こえる伊勢の 行幸みゆき風景

鳴呼見乃浦あみのうらに 船乗ふなのりすらむ 孃嬬おとめらが 珠裳たまもすそに 潮つらむか
《あみの浦  船遊びする あの児らの 裾を濡らすか 潮満ちてきて》
                         ―柿本人麻呂―〔巻一・四〇〕 


くしろ  手節たふしさきに 今日けふもかも 大宮人おおみやびとの たまるらむ
《喜々として 手節たふしの崎で きれえな藻 ってるやろか 今日もあの児ら》
                        ―柿本人麻呂―〔巻一・四一〕 


潮騒しほさゐに 伊良虞いらご島辺しまへ 漕ぐ船に 妹乗るらむか 荒き島廻しまみ
《波荒い  伊良湖の島の 島めぐり 喜んでるか あの児も乗って》
                        ―柿本人麻呂―〔巻一・四二〕 






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