犬養万葉今昔―犬養孝先生著「万葉の旅」を訪ねて

犬養孝先生名著「万葉の旅」記載の万葉故地309箇所を訪ね、先生が撮られれたのと同じ場所に立った写真撮影を目指す紀行。

★珠洲の海ーわびしさ漂う

2007年08月28日 | 紀行アラカルト
能登島を後に、珠洲へと向かう。
のと鉄道が 2年前の4月に穴水~蛸島間廃線。
穴水からはバスの乗り継ぎだ。
特急バスを使っても 和倉から珠洲鉢ヶ崎まで2時間半。
特急バスは 日に2往復。
生活者にとっても 旅行者にとっても 不便この上ない。
と 思うのは私ひとりか?
生活は 車利用が定着しており 旅行者は レンタカーだ。
免許を持たない 絶滅危惧種の 私には やはり不便。
鉢ヶ崎到着から帰りのバスまで 約2時間。
その間に 先生の撮影場所を探し 写真を撮らねばならない。

撮影場所は 三崎町寺家(じけ)海岸とある。
寺家の集落の海岸は長い。
端から探すしかない。
海岸沿いは 護岸堤防があるばかり。
波の打ち寄せる 砂浜はない。
ちいさな砂地を見つけても 苫家など ありもしない。
それでも 犬養先生のご加護。
苫家とは行かないが やっと 錆びたトタン屋根の船小屋を見つけた。
波の動きを見ながらの撮影。

これが309箇所目の写真だ。

鬱蒼とした森に抱かれた 須須神社では ひぐらしの声が 静寂に沁みていた。

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