犬養万葉今昔―犬養孝先生著「万葉の旅」を訪ねて

犬養孝先生名著「万葉の旅」記載の万葉故地309箇所を訪ね、先生が撮られれたのと同じ場所に立った写真撮影を目指す紀行。

新年ご挨拶

2011年01月01日 | メッセージ
新年 明けまして おめでとう ございます
この年が  皆様にとりまして 良き年と なられることを お祈り申し上げます 
(賀状本文が  読みよくするため 賀状下に 本文を採録しました ご覧下さい)  
 

遠い昔の ことじゃった 山陰因幡いなば 海岸に
鵜鳥うどり鷺鳥さぎどり 群れ集い 喧嘩出入りの 大いくさ
事の発端ほったん 尋ぬれば 双方そうほ言い分 食い違う
寒い冬空 雪続き えさを探せず 餓え頻り 
やっと見つけた この餌場えさば 先の見付は こちらだと
互い譲らず 口論に いずれ譲らず 開戦に
寒風突いて り合うが 力均衡 けり着かず
互いくちばし 突つき合い 白羽黒羽が 風に舞う
双方疲れ  日が暮れて 一時休戦 月上る
明くるあしたに 陽が射せば 浜は一面 白黒羽
惨状見たる 大国主だいこくに 白羽黒羽が 舞い掛かる
海の汚れは 許せぬと 一羽二羽ひとはふたはと 拾い出す
全部の羽を 拾い終え 袋満々いっぱい 羽根袋
大国主だいこく帰り 土を練る 軽いこの羽根 固めたら
散って空舞う ことはない 炉窯ろがまで焼いて 磨きあげ
黒羽根混ぜた 黒い石 白羽根混ぜた 白い石  
共に海辺に 播いたれば 浜は綺麗な 二色浜 
これから先の 争いは あってならぬと 双方を 
呼んで驚く その姿 羽根むしられた 赤裸
がま穂綿ほわたを 擦り込んで 鵜鳥うどり鷺鳥さぎどり 傷いや
今後争い せぬ誓い 此処でせよと さとしし説く
もしも争い 種出たら これで解決 せよと
白黒石を 見せ並ぶ これ囲碁戦いごいくさ 始まりで
またの名前を 鵜鷺戦うろいくさ 惨状戦は 盤上で
伝え伝えが あやまちて 生まれた話 有名な
因幡の国の 白兎 元は鵜鷺うさぎじゃ これほんと

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今年も 
 ・「万葉今昔」
 ・「みじかものがたり」
 ・「大阪弁万葉集」
を よろしく お願い致します

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