NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十一月二十一日】放映分
人ならば 母が愛子ぞ あさもよし 紀の川の辺の 妹と背の山
《人で言や 母が可愛いがる 子供やで 紀の川沿いの 妹山背山》
―古集―(巻七・一二〇九)
【万葉歌みじかものがたり】《妹と背の山》
大和別れて 紀伊へと入る
真土の山は 紀和国境
川沿い道を 辿れば見える
妹と背の山 仲良え姿
【南海道 紀伊(紀ノ川沿い)】
妹が門 出入の川の 瀬を早み 我が馬つまづく 家思ふらしも
《入の川 瀬ぇ早て馬 躓いた 案じとんかな このわし家で》
―古集―(巻七・一一九一)
白栲に にほふ真土の 山川に 我が馬なづむ 家恋ふらしも
《真土山 馬山川で もたつくで 家でこのわし 案じとんのや》
―古集―(巻七・一一九二)
背の山に 直に向へる 妹の山 事許せやも 打橋渡す
《背の山の 川の向かいの 妹の山 求婚受諾けたか 橋渡しとる》
―古集―(巻七・一一九三)
人ならば 母が愛子ぞ あさもよし 紀の川の辺の 妹と背の山
《人で言や 母が可愛いがる 子供やで 紀の川沿いの 妹山背山》
―古集―(巻七・一二〇九)
我妹子に 我が恋ひ行けば 羨しくも 並び居るかも 妹と背の山
《羨まし 妹と背の山 並んどる お前恋しと 旅空来たら》
―古集―(巻七・一二一〇)
妹に恋ひ 我が越え行けば 背の山の 妹に恋ひずて あるが羨しさ
《妹と背が 仲良並んで 羨まし お前恋しと 山越え来たら》
―古集―(巻七・一二〇八)
妹があたり 今ぞ我が行く 目のみだに 我れに見えこそ 言問はずとも
《妹山の 傍通るんで せめてもに 幻姿見せてや 声せんかても》
―古集―(巻七・一二一一)
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
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【十一月二十一日】放映分
人ならば 母が愛子ぞ あさもよし 紀の川の辺の 妹と背の山
《人で言や 母が可愛いがる 子供やで 紀の川沿いの 妹山背山》
―古集―(巻七・一二〇九)
【万葉歌みじかものがたり】《妹と背の山》
大和別れて 紀伊へと入る
真土の山は 紀和国境
川沿い道を 辿れば見える
妹と背の山 仲良え姿
【南海道 紀伊(紀ノ川沿い)】
妹が門 出入の川の 瀬を早み 我が馬つまづく 家思ふらしも
《入の川 瀬ぇ早て馬 躓いた 案じとんかな このわし家で》
―古集―(巻七・一一九一)
白栲に にほふ真土の 山川に 我が馬なづむ 家恋ふらしも
《真土山 馬山川で もたつくで 家でこのわし 案じとんのや》
―古集―(巻七・一一九二)
背の山に 直に向へる 妹の山 事許せやも 打橋渡す
《背の山の 川の向かいの 妹の山 求婚受諾けたか 橋渡しとる》
―古集―(巻七・一一九三)
人ならば 母が愛子ぞ あさもよし 紀の川の辺の 妹と背の山
《人で言や 母が可愛いがる 子供やで 紀の川沿いの 妹山背山》
―古集―(巻七・一二〇九)
我妹子に 我が恋ひ行けば 羨しくも 並び居るかも 妹と背の山
《羨まし 妹と背の山 並んどる お前恋しと 旅空来たら》
―古集―(巻七・一二一〇)
妹に恋ひ 我が越え行けば 背の山の 妹に恋ひずて あるが羨しさ
《妹と背が 仲良並んで 羨まし お前恋しと 山越え来たら》
―古集―(巻七・一二〇八)
妹があたり 今ぞ我が行く 目のみだに 我れに見えこそ 言問はずとも
《妹山の 傍通るんで せめてもに 幻姿見せてや 声せんかても》
―古集―(巻七・一二一一)
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【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
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