NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【三月五日】放映分
おもしろき 野をばな焼きそ 古草に 新草交り 生ひは生ふるがに
《趣の ある冬の野を 焼かんとき 古草新芽 出るまましとき》
―東 歌―(巻十四・三四五二)
【万葉歌みじかものがたり】《乎那の嶺の》
恋歌多い 東歌
中に雑歌も 幾許か
歌は手児名に 海人船歌に
広がる原野 古草新芽
草深荒野 鳴くほととぎす
笑顔大切や 長命祈り
葛飾の 真間の手児名が ありしかば 真間の磯辺に 波もとどろに
《葛飾の 真間の手児名が 生きてたら 波騒ぐよに 男騒ぐで》
―東 歌―(巻十四・三三八五)
白栲の 衣の袖を 麻久良我よ 海人漕ぎ来見ゆ 波立つなゆめ
《袖捲くる 麻久良我辺り 海人の船 漕いでん見える 波立たんとき》
―東 歌―(巻十四・三四四九)
葛飾の 真間の浦廻を 漕ぐ船の 船人騒く 波立つらしも
《真間の浦 漕いどる船で 船頭が えろ慌ててる 波出たらしな》
―東 歌―(巻十四・三三四九)
夏麻引く 海上潟の 沖つ洲に 船は留めむ さ夜更けにけり
《海上の 潟の沖洲に 船留めよ 夜とっぷりと 更けたよってに》
―東 歌―(巻十四・三三四八)
おもしろき 野をばな焼きそ 古草に 新草交り 生ひは生ふるがに
《趣の ある冬の野を 焼かんとき 古草新芽 出るまましとき》
―東 歌―(巻十四・三四五二)
草蔭の 安努な行かむと 墾りし道 安努は行かずて 荒草立ちぬ
《草深の 安努行くために 付けた道 通じんままに 雑草生えて仕舞た》
―東 歌―(巻十四・三四四七)
信濃なる 須我の荒野に 霍公鳥 鳴く声聞けば 時過ぎにけり
《ほととぎす 須我の荒野で 鳴いとおる あれから何年 経ったことやろ》
(埋葬の 荒野で鳴くよ ほととぎす ときすぎときすぎ 月日経ったで)
―東 歌―(巻十四・三三五二)
己が命を おほにな思ひそ 庭に立ち 笑ますがからに 駒に逢ふものを
《その命 疎かしなや 庭笑ろてたら あの人の馬 逢えるて云うで》
―東 歌―(巻十四・三五三五)
花散らふ この向つ嶺の 乎那の嶺の 洲につくまで 君が齢もがも
《真向かいの 乎那の嶺ちびり 泥洲なるまで あんた長生き されます様に》
―東 歌―(巻十四・三四四八)
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
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【三月五日】放映分
おもしろき 野をばな焼きそ 古草に 新草交り 生ひは生ふるがに
《趣の ある冬の野を 焼かんとき 古草新芽 出るまましとき》
―東 歌―(巻十四・三四五二)
【万葉歌みじかものがたり】《乎那の嶺の》
恋歌多い 東歌
中に雑歌も 幾許か
歌は手児名に 海人船歌に
広がる原野 古草新芽
草深荒野 鳴くほととぎす
笑顔大切や 長命祈り
葛飾の 真間の手児名が ありしかば 真間の磯辺に 波もとどろに
《葛飾の 真間の手児名が 生きてたら 波騒ぐよに 男騒ぐで》
―東 歌―(巻十四・三三八五)
白栲の 衣の袖を 麻久良我よ 海人漕ぎ来見ゆ 波立つなゆめ
《袖捲くる 麻久良我辺り 海人の船 漕いでん見える 波立たんとき》
―東 歌―(巻十四・三四四九)
葛飾の 真間の浦廻を 漕ぐ船の 船人騒く 波立つらしも
《真間の浦 漕いどる船で 船頭が えろ慌ててる 波出たらしな》
―東 歌―(巻十四・三三四九)
夏麻引く 海上潟の 沖つ洲に 船は留めむ さ夜更けにけり
《海上の 潟の沖洲に 船留めよ 夜とっぷりと 更けたよってに》
―東 歌―(巻十四・三三四八)
おもしろき 野をばな焼きそ 古草に 新草交り 生ひは生ふるがに
《趣の ある冬の野を 焼かんとき 古草新芽 出るまましとき》
―東 歌―(巻十四・三四五二)
草蔭の 安努な行かむと 墾りし道 安努は行かずて 荒草立ちぬ
《草深の 安努行くために 付けた道 通じんままに 雑草生えて仕舞た》
―東 歌―(巻十四・三四四七)
信濃なる 須我の荒野に 霍公鳥 鳴く声聞けば 時過ぎにけり
《ほととぎす 須我の荒野で 鳴いとおる あれから何年 経ったことやろ》
(埋葬の 荒野で鳴くよ ほととぎす ときすぎときすぎ 月日経ったで)
―東 歌―(巻十四・三三五二)
己が命を おほにな思ひそ 庭に立ち 笑ますがからに 駒に逢ふものを
《その命 疎かしなや 庭笑ろてたら あの人の馬 逢えるて云うで》
―東 歌―(巻十四・三五三五)
花散らふ この向つ嶺の 乎那の嶺の 洲につくまで 君が齢もがも
《真向かいの 乎那の嶺ちびり 泥洲なるまで あんた長生き されます様に》
―東 歌―(巻十四・三四四八)
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