万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

teacup.ブログ“Autopage”から引っ越してきました。

1932 作者未詳

2011-04-17 | 巻十 春相聞
春雨之 不止零々 吾戀 人之目尚矣 不令相見

春雨の やまず降る降る 我(あ)が恋ふる 人の目すらを 相見(あひみ)せなくに


「“春雨の”止むことなく降り続いています。(まるで)私がお慕いする、(あの)ひととは(一)目でも、対面させてくれないようです」