万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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2302 作者未詳

2012-04-21 | 巻十 秋相聞
或者之 痛情無跡 将念 秋之長夜乎 寤臥耳

ある人の あな心なと 思ふらむ 秋の長夜を 寝覚(ねざ)め臥(ふ)すのみ


「ある人によっては、心に穴があいたようだと、思うだろう。(私も)秋の夜長に、眠りから覚めてまんじりともせず横になっている」