テロ

先日ロンドンで同時多発テロがあり、捜査中の警官にテロの犯人と間違えられ、地下鉄内でブラジル人の男性が射殺されたのは、皆さんニュースで聞いていると思いますが、あれ、本当にお気の毒だなって思ってました。

そんな折、今日こちらの新聞で当初の警察の説明は嘘だったという記事が載ってました。警察は当初、張り込んでいたアパートからその男性が出てきて、夏なのに厚いジャケットを着て不審に思い呼び止めたが、彼は無視し逃げるように改札を乗り越え、走って地下鉄に乗ったので、自爆テロ犯だと判断して射殺した、といった感じの説明をしていたと思います。でも今日の新聞では、彼が地下鉄内で射殺された時の写真付きで（現場検証の写真？）、警察の説明は嘘だったと言っています。目撃者の証言によると彼は普通に改札口を通りぬけ、電車が来ていたので、走って電車にのり、座ったところを警官に射殺され、しかも厚手の不審に感じるようなジャケットではなく、薄いデニムのジャケットを着ていたということです。それは写真を見てもあきらかでした。

もしこれが本当なら、本当に警察の大失態です。まだ、何が真実なのか判断できませんが、警察には徹底調査してもらい、嘘偽りのないきちんとした説明をして頂きたいです。それに亡くなられたブラジリアン男性の遺族の方々にも、誠意のある対応をして欲しいですね。

それにしてもいやな世の中になりましたね。自分はロンドンの中心にはできる限り行かないようにしてます。なんか公共の交通機関を使うのも怖いしね。