10月に入り、私の周りでは仏事続きです。
6日には、大先輩の「たむけんさん」を見送り、12日には、昭和32年、同期入社した「T君」
を見送り、そして今日は、見送ってから27回目となる「父親」の命日です。
今日の我が家近辺の「娑婆」は秋本番、実に爽やかな朝を迎えましたが、見送った人達の
いる「あの世」では今頃何をしているやらと在りし日の面影を思い出し、しんみりとしています。
私の中では、今年のプロ野球は昨日をもって終わりとなりました。
明日からのファイナルステージには全く興味がなく、遠くからの傍観者でいることにします。
それよりも戦い終わった選手達などには、ストーブリーグという厳しい現実が待っています。
実力と結果が全ての世界、大笑いする人、泣く人、悲喜交々ありますが、来期を見据えて更
なる精進に努めてほしいものと思っています。
その点、決して豊かではありませんが、先に向かっての私の努めは、心身共に健康で穏や
かに余生を送ることにあります。
日頃からの運動に加え、頭の体操も必要なことと考え、今日は某金融機関が開催する、い
よいよ本格導入が始まったマイナンバ-制度などに関するセミナーを聞きに行こうかと考えて
います。
どれほど脳の活性化に効果があるの分かりませんが、知識を深めておくこともまんざら無駄
ではないと思っての参加です。
スポーツ庁が公表した運動能力調査の結果、75歳~79歳の高齢者のそれは過去最高
になったと報道されている一方では、つい先日、帰らぬ人となった先輩を見送った感慨も醒
めやらぬ内、今度は、同期入社の同僚のT君の訃報です。
お互い現役をリタイヤしてからは疎遠になりがちでしたが、OB会便りなどでは地域の役員
などを務めていて元気で頑張っている様子でしたのにまさかという感じがしています。
平均的な運動能力は上がっているとはいえ、何分にも後期高齢者の身、いつ何が起きるか
分かりません。
また一人、同じ釜の飯を食った仲間が減ってしまいました。
残念です。
寂しい限りです。
安らかにお眠り下さい。 合 掌
昭和35年の10月に「自動車運転免許」を取得して今月で55年になりました。
社会人となり、初めて配属された職場は本拠地のほか、出先の職場も担当しており、その為
に社用車の運転が必要で、会社の施策として免許の取得を指示されたのでした。
自動車学校入学の為の全ての手続きは会社にしてもらい、私は大阪市内の自動車学校に入
学し教習を受けることになったのでした。
順次定められた教習課程を済ませ、いよいよ教習所のコースでの実技教習になって顔合わせ
した教習車と教官の態度をなぜか忘れることができません。
教習車は、アメリカ製の使い古したシボレーで、当然に左ハンドル、座席のスプリングは反発力
がなく、座ると尻が落ち込み、ダッシュボードが邪魔をして前方が見えなく、やむなく座布団でかさ
上げして何とか間に合わせするという代物でした。
また教官に至っては「教えてやる」という態度で、へまをすると横手から足蹴にされること数々、エ
ンストすれば同時に教習を受けているもの全員を下車させ、押し掛けの手伝いをさせるという、恐
らく現在では考えられない諸行に、はらわたが煮えくりかえる思いをしたことが幾度もありました。
しかしながら、何としても所定の期間内に、晴れて免許取得しなければという弱みがあります。
一日が終わり教習生一同は帰路、口を揃えての「ぼやき」でうっぷん晴らしをしたものでした。
それも、これも今となっては懐かしい思いでとして55年を迎えることになりました。
一日の気温の寒暖差が大きくなってきて街路の落葉樹が黄色みを増してきました。
報道によると、いつもは12月になると流行し始める「インフルエンザ」が、今年は既に流行
の兆しがあると伝えています。
「転ばぬ先の杖」と心得、特に人混みに会った時など、手洗い・うがいの励行を忘れないよう
にしたいものです。
一方では、予防の為の注射に加え、新薬も開発されたとのこと、その効果のほどを期待した
いものと思いますが、何はともあれ、感染しないように注意第一で過ごしたいものです。
自力で優勝どころかCS進出さえ決められなかった阪神タイガース、セ・リーグの今期最終
試合の広島-中日戦の結果待ちでしたが、広島の負けにより、ようやく3位が確定しました。
明後日からはそのCS戦の第1戦が東京ドームで始まることになっています。
しかしながら、3位を確保したとはいえ、借金を抱えて勝率が5割りに届かない結果では、
いくらルールとは言え情けない限りです。
熱心なファンの中からは、この際、野球賭博の疑いがあると問題になっている球界の盟主と
言われた巨人とともにCSを辞退してはどうかと言う声も聞こえてきます。
私も心の片隅では、さも有りなん、という気持ちの一方では、決まった限りは全力をつくして
セ・リーグ優勝して、名誉挽回を果たし、更には日本一を目指して欲しいものと思う複雑な気
持ちに揺れ動いている己の節操のなさに我ながら呆れています。
この所、異常気象による災害だの、無惨な殺人事件だの、憲法違反だの、はたまた、野球
賭博だのと暗いニュースばかりが続いていた中、日本人研究者お二人のノーベル賞受賞が
決まったという嬉しいニュースが伝わってきました。
北里大の大村さんが医学・生理学賞を、東大の梶田さんが物理学賞の受賞となり、当然マ
スはその快挙を大きく報じています。
私などは、その研究内容については何度聞いても遙かに遠い存在ですが、マスコミが伝える
ご両人の生い立ちやエピソードの数々を5割方差し引いてもその真摯な人となりは充分に伝わ
ってきます。
正に、研究成果は勿論のこと、その人物像は日本人の誇りです。
同じ日本人の一人として感動、感動、大感動するばかりです。
、
緑内障の手術をしてから大凡10年、それ以来、半年毎に経過観察のため視野検査をしてお
り、今日は今年2度目の検査です。
検査は痛くも、痒くもなく、慣れれば20~30分程度で終わり、検査結果は別途外来で医師か
ら説明を聞くことになりますが、何分、回復のための治療をしている訳でなく、状態が良くなった
という結果になることはあり得ません。
過去の検査結果と変わりなく、現状維持という結果が出れば言うことなしというもの、是非とも
そうあって欲しいものと思っています。
現役時代の大先輩で、一時期には上司と部下という間柄で、大変お世話になった「たむけ
ん」さんが亡くなったと、OB会の事務局から訃報が届きました。
仕事上での数々のご指導やアドバイスは言うに及ばず、プライベートでも有り難いご配意を
数知れず頂きました。
特に思い出すのは、今から40年も前のことになりますが、私が東京に転勤になることが決ま
った時のこと、わざわざ自宅にお呼び頂き、ご夫妻で送別会を開いて頂いたことを忘れることが
できません。
元来、元気者だった人、特に体調不良などと聞いていなかったので何が原因で亡くなったのか
にわかには信じられない思いがしています。
長年にわたり親しくお付き合い頂いた得難い人材を失い誠に残念でなりません。
今夜は、お通夜にお伺いして、これまでのご厚誼のお礼と、ご冥福をお祈りし、永久のお別れ
をして来ようと思っています。
1年前、生物学の常識を覆す大発見と持てはやされ、次のノーベル賞ものと大騒ぎしだった
理研の「STAP細胞」問題と同時期に、iPS細胞から作製した「網膜細胞」を黄斑変性症に苦し
む70歳の女性患者の目に世界で初となる生体移植が行われました。
そして1年、その結果は、研究者の予め予想された通りの成果が確認され、問題の癌化もな
く、患者さんもその結果に喜んでおり、同じ苦しみを持つ人誰もが治療を受けられるようにと、コ
メントしていると聞きます。
かく言う私も50歳になったとき軽微ではありますが、左目に黄斑変性症が見つかり、この病気
他人事ではありません。
日常生活には右目の補完作用もあり、何らの支障はなく、症状の悪化も全くなく、安定状態に
ありますが、加齢もあり、何時急変するか全く不明で、今回の移植の成功が更に安全・確実な治
療の手段として確立されればこんな嬉しいことはありません。
研究者の皆さんには、更なる研究の進展を期待したいものです。
間もなく夜明けという時間でした。
右足ふくらはぎを強烈な痛みに襲われ、しばし身体を丸めて安静姿勢を取りました。
いわゆる「こむら返り」です。
以前経験してからもう何年にもなり、これもやはり、加齢によるものかと思い、念のため物知
り帳で調べて見ると、この原因は足の冷えによるもので、その70%は明け方の一日で一番気
温の下がる3時から6時の間で起きていると解説がありました。
私にすれば即命に関わることでもなく、さほどの懸念もなく、改めて老体の身でも必要な体調
感知センサーは確実に機能していると安心しています。
猛暑だ、熱中症だと言っていたのがつい先日のこと、光陰矢の如しで早くも10月です。
今月、我が家的には私の視野検査、息子の誕生月、親父の命日月となっています。
また、社会的には、私はネット調査で済ませていますが、国勢調査があり、話題のマイナン
バー制度が始まります。
先ずは、国民一人一人に背番号となる「番号通知カード」が送られてくることになっています
がこの制度、確かに行政には種々メリットがあるようですが、私のような年金生活者には何ほ
どのメリットがあるのか疑問に思っており急いで「個人番号カード」を取得は考えものと思った
りしています。
何はともあれ、1年を通じて最も快適な季節です。
無駄な背伸びをすることなく、平穏無事な10月となるようにしたいものです。