餅つきの日

　私が生まれ育った実家では年末30日は「餅つき」の日でした。

　早朝から神棚に供える鏡餅や元旦に頂く雑煮餅を始め、子供たちのおやつになるおかき用
の餅を1日がかりでつくのが毎年の定例行事になっていました。

　今では、その餅をつく小気味よい音を耳にすることもなく、またその風景を目にすることもなく
なってしまいましたが、家族構成や生活様式の変化で伝統行事も遠い昔の思い出になってし
まいました。