田村厚労大臣は、医療機関から申請の出ていた目の病気「加齢黄斑変性症」の治療のた
めのiPS細胞を使用する臨床研究の実施計画を正式に承認し、世界初のiPS細胞の臨床応
用に向けて行政上の審査手続きは終了したと発表しました。
早ければ、来年夏にも患者への移植が行われる見通しといわれています。
今の段階では、全く光を失った状態から、完璧に視力を回復させるものではない、といわれ
ていますが、一筋の光が戻って来ることは患者にとってはどれほど素晴らしいことか想像がつ
きます。
私も、今から約30年も昔になりますが左目に軽度の「黄斑変性症」があると診断され何時、
襲ってくるか分からない失明の恐怖が常にあるのですが、幸いにもそれ以来、病状は安定し
ており日常生活には全く支障なく経過しているとはいえ、加齢と共にそのリスクは、悪くなるこ
とはあっても絶対に良くなることはありません。
iPS細胞を使用する医療技術が更に完璧なものに進化して、余計な心配を保全して呉れる
ものになることを切に願うものです。