「九州、四国、中国が梅雨入りしたと思われる」と気象庁が発表しましたが、今朝の我が地方
も小雨模様で明け、梅雨入り宣言も時間の問題かと思われる雰囲気になってきました。
毎年のこと、私には、この時期になると真っ先に懐かしく思い出すことがあります。
生まれ育った実家の隣家に仙人のような長く伸ばしたあごひげをたくわえたおじいさんが住ん
でいて、そのおじいさんが丹精込めて育てた「紫陽花」を指して、私に「この花は七化けの花と言
うんやで」と教えてくれたことを、あれから７０年近くになった現在でも忘れることができません。
じめじめとして気持ちの良くない梅雨ですが、雨と言う、生きとし生きる者への欠くことのできな
い恵みを与えてくれる自然の営みに感謝の気持ちを忘れないようにしたいものと思う今日この頃
です。
因みに、この、おじいさんは私の名付け親でもあり、人としての在り様を色々教えてくれた先生
だった人でもありました。