いつの場合も騙しのドラマは、息子を名乗る人物が、会社で起こした不祥事の後始末のた
めの支援を高齢の親に依頼する電話が始まりのようです。
子を思う親の心理を巧みに悪用する許しがたい手口に他なりませんが、最近は、その被害
のニュースもあまり頻繁に聞くことがなく、事件は減少しているのかと思いきや、我が県内で
は昨年の５倍もの事件が発生していると言われています。
また、依然として、その被害者の90％は６５歳以上の高齢者で、お金の受け取り手口も以
前のような銀行からの「振込み型」は金額の制限などで減少しており、新たな手口の「宅急便」
を利用させたり、息子の代理人と名乗って「直接受け取り人」が現れるなど巧妙になってきて
いるようです。
何時も言われていることですが、もしそのような電話に遭遇した時には、一人で判断せず誰
か信頼できる人に相談することが騙を防ぐイロハのイの字になります。
中には、騙された振りをして、その間に警察と連携して犯人逮捕したという事例もあるようで
すが、もし私にもそんな電話が入ったら、そのようにするつもりで、悪い奴らを懲らしめてやろう
と思っています。