十日えびすを前にして、西宮神社に神戸の水産物卸組合から奉納された鹿児島産の本マグロ
に「お金が身に付くように」との願いを込めて参拝する人が硬貨を貼り付けている様子がニュース
映像で流されていました。
毎年変わらぬ風景とはいえ、庶民の密かな願いに映像を見ながら賛同したくなる気持ちになり
ます。
願いが叶い、経済が再生され、人々に幸せが訪れることを期待したいものです。
一方、こちらは少しばかり時期遅れの話題になりましたが、年明けに開かれた東京・築地の魚
市場の初競りで青森・大間産の本マグロが1匹1億5千万もの高値で落札されて話題になりまし
た。
落札した寿司屋さんの宣伝効果には十分なものがあったとは思いますが、一説によれば年末
に通常の競りにかければ400万円程度の代物とか、現下の日本の経済状況を考える時、拍手
喝采で讃える「おめでたさ」でなく、ちょっとネ~といいたくなる「おめでたさ」を感じてしまうのは私
のような持たない者のひがみでしょうか・・・