私の母は今から11年前に89歳であの世に旅立ちました。
何の関連もありませんが、どこかの変な国の建国の父といわれている人物と同じ生誕100
周年になりました。
「母の日」になって、改めて母の在りし日のことを思い出しています。
思い出すのは、どうしてもまだ未成年で親の脛をかじっていた頃のことばかりが浮かんでき
ます。
職人気質で寡黙な父に代わって、家事全般の切り盛りは勿論のこと、今で言うアルバイトで
も走り廻る働き者で、私達子供の躾けも厳しく、不正なことに厳格で、その上、他人様に対する
細かな気遣いのできる母でした。
私の人格形成は、良きにつけ悪しきにつけ、その母親の性格が大きく影響して現在があるよ
うに思っています。
そんな私を草葉の陰からどんな思いで見ているのやら、出来ることなら聞いて見たいと思う
母の日でした。