文化と言葉は密接な関係にあります。肉食文化の欧米では、肉の部位と調理法に関する言葉がふんだんにありますね。一方、日本語は、魚を生で食べるせいか、新しさ・鮮度を表す言葉が豊かです。
「新」がつく熟語は言うに及ばず、「まっさら」、「取れたて」のような「~たて」…。それに「ピッカピカ」「ピン札」…といった俗語まで含めると膨大な数になります。加えて、新しいものを使い始める「下ろす」、初物に対する「ご祝儀」など関連する語句まで挙げたらきりがありません――。
だから、「袖を通した服をよそ様に差し上げるのは失礼だ」「新婚生活は新築のマンションで」…という発想につながるのでしょう。
「新」がつく熟語は言うに及ばず、「まっさら」、「取れたて」のような「~たて」…。それに「ピッカピカ」「ピン札」…といった俗語まで含めると膨大な数になります。加えて、新しいものを使い始める「下ろす」、初物に対する「ご祝儀」など関連する語句まで挙げたらきりがありません――。
だから、「袖を通した服をよそ様に差し上げるのは失礼だ」「新婚生活は新築のマンションで」…という発想につながるのでしょう。