神園良輔の『マンション展望』

安全、安心、そして快適なマンションに・・・

実践!緑のカーテン(5)~ネットがない

2007年08月28日 | 花・植栽
丸っこい双子葉からヘチマらしい形の葉が出てきました。そして、ツルが伸びてきました。新たな段階です。

そろそろツルをはわせるためのネットを準備しようと、園芸店を訪れると「ありません。もう終わりました」との返事。

3つばかりハシゴして探しましたが、どこも同じ答。せっかくの緑のカーテンも発芽段階であきらめなければならないのでしょうか。

しかし、4つめの店で店主が言うには「うちはないけど、交番近くの百円ショップならあるかもよ」

果たして、ありました。しかも105円の激安(写真)。明日張ることにしましょう。

自由研究

2007年08月26日 | 社会
夏休みもあとわずかですね。ちびっ子の皆さんは、宿題をすませたでしょうか。

自由研究のテーマが見つからずに困っている子もいるかもしれません。

「マンションを支える設備」なんていかがでしょうか。

マンションという生活空間には、住戸つまり住む部屋だけでなく、電気、水道、ガス…など生活のためのエネルギーを各家庭に届ける設備も欠かせません。

それらを自由研究に取り上げる意味は大きいと言えます。

といっても、一人で勝手に屋上に上がったりしてはいけません。まず管理員さんに相談しましょう。

次回こそ真の「マンション総合調査」を!

2007年08月25日 | 社会
村井氏がマンションでの空き室率の増加が孕む(はらむ)問題を指摘されています(下記記事)。

全国で空き室率は高まっているようですが、実際の数字は分かりません。供給過多の傾向が続いていることからすれば、増加は間違いないと想像できるのですが…。

空き室率に限らず、マンションの実態を示すデータはありません。こういうと「マンション総合調査」があるだろう、とツッコミが来るでしょう。しかし、あれは、実態を示したとはとうていいえない代物(しろもの)です。2,500の管理組合に配り、1,058の管理組合から郵送で寄せられた回答を基にデータ処理されたものです。42.3%という回収率の低さも否定的に評価する原因ですが、問題は、回答者の質です。

配布先はマンション管理センターなどに加盟している管理組合で、もともとレベルの高い管理が行われているマンションです。また、わざわざ自分たちで回答事項を検討し、記入したものを郵送で送り返すくらいですから、回答者は管理に対する関心が高い管理組合だけなのです。いうなれば、「優等生だけの学力調査」「健康な人だけを検体とした健康診断」であり、国交省のいう「管理の実態を把握するため」という調査目標からはほど遠いのです。

約1万あるといわれる管理組合。管理に問題があるのは、アンケートに答えることができない。残りの管理組合なのです。意思決定能力もなければ、「アンケート回答能力」もない--そういうマンションこそ「重病の患者」「スラム化予備軍」なのです。それを把握していない「マンション総合調査」は実態とほど遠いと評価せざるをえない。

マンションの実態調査は、回答を待つのではなく、調査者が出向いて情報収集すべきだと思います。もちろん、全マンションの調査は無理でしょう。「サンプリング」でいいですから、信頼に値する調査をすべきではないでしょうか。

といいながら、大失敗の「みらいネット」を見直すことをしないマンション管理センターに地に足を付けたフィールドワークを期待するのは無理かも…(^^;

ちなみに、自宅マンションでの空き室率は、低下しています(10.2%が4.3%に)。都心回帰の傾向と改修で住み心地が改善されたことが幸いしているようです。住民の数が大幅に増え賑やかになりました。

村井氏のブログ:
新しい住宅が建たなくなったというニュースの怖い連想:暗い窓ばかりのマンションが思い浮かぶ・・

名文句

2007年08月23日 | 社会
夏の甲子園が終わりました。多くの人が初戦敗退を予想し、ノーマークだった佐賀北高があれよあれよいう間に頂点まで駆け上がってしまいました。ごくフツーの公立校(普通科)が、なかばプロの特待生集団をなぎ倒しての快挙に多くの人が感嘆しました。

決勝戦は、小兵ばかりのチームということもあってか、「判官贔屓」一色でしたね。8回に、最初の走者が出た時点で球場がどよめいていました。観客は、そこから始まるドラマを期待したのでしょう。

さて、文筆を仕事とする私としては、各新聞がどのような名文句で見出しを飾るか期待していたのですが、あれを上回るものはありませんでした。せいぜい「本大会は、佐賀北高に始まり、佐賀北高に終わりました」と締めくくったテレビのアナウンサーのコメントくらい。

あれというのは、初出場の岩倉高校が優勝まで駆け上がった春の大会での新聞報道です。卒業生を多くの鉄道会社に輩出している同校を文字って「岩倉特急、終着駅は“V”」

名文句ですね。簡潔で印象的なフレーズが力強い。言い得て妙と感心しました。マンション内の公報でも同じです。読み手の気持ちを捉える見出しがあるかないかで、読んでもらえるか、印象に残るか…が決まるといえます。

くだんの見出し、これでいかがでしょうか。7試合、73イニングという舞台が佐賀北高の力を高めたという評を捉えました。「甲子園 公立校生を最強球児に鍛える」

“酷暑日”!?

2007年08月14日 | 花・植栽
2週間連続で暑い日が続いています(食器など室内の備品も熱を帯びているので、「熱い」と表現すべきかも)。各地で熱中症にかかる人が増えています。

この暑さもあと2,3日らしいので、もう一息耐えれば、涼風がやって来ることでしょう。

ところで、夏日、真夏日、熱帯夜…と暑さの度合いに応じた気象用語がありますが、今年“猛暑日”が追加されました。最高気温が35℃に達した日を表すそうです。温暖化の影響で暑い日が珍しくなくなったということでしょう。

しかし、こう暑いと、さらに“酷暑日”が追加されるかもしれません。

関連記事;
産経新聞:記録的酷暑の気配 8月の平均気温、過去3番目の暑さ

○○対策

2007年08月13日 | 危機管理・リスク管理
私が力を入れている分野の一つが、「防犯」です。防犯に関する文献を見る際に引っかかる言葉があります。「防犯対策」です。

防犯だけで犯罪対策を表し、目的を達しているのに、対策を連ねることは、射程で足りるのに「射程距離」と同様に屋上屋といえます。

防犯対策は、屋上屋というより、むしろ“誤用”であると思います。

もともと、対策とは、相手の態度や物事のなりゆきに応じてとる手段・方法を意味します。ですから、「○○対策」という表現は、事件や災害などの出来事にどのように対応していくかを表します。つまり、○○には好ましくない出来事が入るのが本来の用法といえます。テロ対策、水害対策…などのように。

そういう視点で防犯対策という言葉を分析すると、防犯にどのように対応するかの問題であると解することができます。これは、防犯をかいくぐって犯罪を犯す立場、つまり犯罪者からの言葉といえます。立場が逆転するのですから、私は、誤用というのです。

もっとも、それを指摘する人は、少数派のようです。これ以上の議論を続けると、偏屈なヤツと思われるから止めておきましょう。。。(^^;

実践!緑のカーテン(4)「赤ちゃん!」

2007年08月09日 | 花・植栽
前回種が掘り返されてしまったことをお伝えしました。そのせいで「もう今年は、無理かもしれない」と諦めかけていた私を励ます出来事が…。芽が出てきたのです!

たかが植物の発芽に感動している自分に驚いています。緑のカーテンを実践した編集者が、毎日植物に語りかけている自分自身に驚いている話を取材先より聞きました。私もそうなるかもしれません。

可愛い「赤ちゃん」の写真を貼っておきます。色は、予想したよりも濃い緑です。しっかりとした双子葉が頼もしいです。

「サイカイハツ」という名の怪獣

2007年08月06日 | 社会
歴史的建物がいとも簡単に破壊されてしまう国、それが日本。まだまだ使えても、歴史的な価値があっても…再開発という大義名分の前にあえなく壊されることも珍しくありません。

去年、ビートルズが泊まった、由緒ある旧ヒルトンホテル(東京 永田町)が取り壊されると知り、私はショックを受けました。閉鎖の直前に訪れる機会がありましたが、作り手の気迫がそこかしこににじみ出ている名建築でした。

そして、また悲しいニュースを聞きました。横浜にある帝蚕倉庫も再開発のために取り壊されるそうです。帝蚕倉庫は、1926年(大正15年)に造られた建物です。わが国の鉄筋コンクリートの歴史を語る上で欠かすことができない遺産です。名前が示すように生糸貿易を支えてきた倉庫でもあり、日本史の「生き証人」でもあります。

げに再開発は恐ろしい怪獣です。どんなに素晴らしい建物も木っ端みじんに砕いてしまうのですから…

関連記事;
神奈川新聞:旧帝蚕倉庫を一般公開/横浜

実践!緑のカーテン(3)「種が…」

2007年08月05日 | 花・植栽
朝、水やりをしようと、プランタを見ると異変が。植えたはずの種が土の上に露出しているのです。

「なぜ…」

どうやら、鳥の仕業(しわざ)のようです。

自宅マンションには、カラス、スズメ…という都市で生活する鳥だけでなく、野鳥もやってきます。

となりがお寺であり樹木が豊かであること、自宅マンションの敷地にも樹木がたくさん(300株以上)の植栽があること…などの理由で鳥がよくやってくるのです。

プランタにまいた種を彼らがほじくり出して食べてしまったのでしょう。残っていた種は、彼らの食べ残し…。

実践!緑のカーテン(2)

2007年08月03日 | 花・植栽
種を植えようとして、ふと思い出しました。「水やりが過ぎると、根腐れとなる。だから、それを防ぐために土の下に何か敷いた方がよい」と。

というわけで、「鉢底土」を買ってきました。土というより、小さい軽石という感じです。写真は、プランターに鉢底土を敷き詰めたところです。これから、土を入れます。

ここで、悩みました。土の深さ・量です。取材先に尋ねると;

> 土の深さというか量はできるだけ多い方が望ましいです。
> 土が少ないと、栄養不足にもなりやすいですし、
> 根が張れるスペースも少なく、
> 晴れた日には、土の中の水分があっという間になくなってしまって、
> 水切れになりやすいですから。

と、答をいただきました。理由付けが丁寧なのですっかり納得しました。

てな訳でプランタに鉢底土を敷いたところ(写真)。これから土を入れます。

楳図邸は景観破壊?

2007年08月02日 | 社会
下記記事によれば、楳図かずおの建築中の家に対して、「景観を破壊する」と、近隣住民が、建築の差し止めを裁判所に申し立てたそうです。

奇抜な外観の家は、たしかに目障りかもしれませんが、便利になるともいえるかも。そんなに目立つなら、ランドマークになって、自宅を訪れようとする友人の道案内に便利だけでなく、緊急時(救急車を呼ぶ時など)に便利だと思うのですが…

この家、屋根には「まことちゃん」が置かれるそうですが、「へび女」だったら、私も猛反対するでしょうね。。。(^^;

読売新聞:楳図かずおさん宅、外観異様と近隣住民が建築差し止め申請