大三島井口の撤去される石油タンク
昨日、宗方のご法事でいろいろ雑談をしておりましたら上浦町井口にある燃料タンクの撤去作業
が始まったと云うことを初めて知りました。今は使われていない7基あるタンクを撤去してその跡
地は太陽光発電所となるのだと云うことなのです。それで今朝カメラを持って撮影に出かけまし
た。
無用の巨大な代物と思っていましたが、少年時代から見慣れたタンクのある風景を写真に残してお
くべきだと思って出かけたわけです。
初めて側に近寄って見ましたが巨大です。今は7基ですが、元は12基あったことが記録に見え
ます。
記録によりますと旧陸軍の軍用燃料貯蔵タンク(陸軍燃料廠)として昭和17年に着工、19年
に7基完成、20年に5基完成、都合12基となったのですが全く使用されないまま終戦となった
のでした。広い土地も巨大なタンクもそのまゝであったのですが、昭和48年に丸善石油(現コス
モ石油)が新しく7基のタンクを鉄板でリニュアルしてしばらく原油タンクとして使用されていま
した。しかし、昭和60年頃から採算が合わない為なのか再び放置されるようになっていたので
す。
今度は太陽光発電所として生まれ変わるのだそうで風景が一変することでしょう。
撤去工事が進む石油タンク群