広島平和記念資料館から「託された過去と未来」題されたリーフレットが送られてきました。昭和20年8月6日広島に投下された原爆を被爆し、死去した私(住職)の兄の着衣を昨年7月に資料館へ保管を依託しました。兄は私とは10才違います。兄は13才、崇徳中学1年生でした。それでも学徒動員令で作業に従事していて被爆し、常葉橋近くの土手に横たわっているところを懸命に捜索してくれた叔母家族の手によって発見され、廿日市の家において7日の深夜絶命したとのことです。最後の着衣を亡母は大切にし、あまり家族にも見せることはありませんでしたが、このたび原爆資料館の方へ依託させていただきました。兄の着衣も含めて最近依託された資料をこの1年企画展示するとのことです。資料館へ足を運んで下さる方があればあれば大変嬉しく思います。あれからもう61年も経つのです。が、幼かった私の心底に刻み込まれた兄と原爆の深い彫りは薄れることはないようです。 住職記
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