まい、ガーデン

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映画『クソ野郎と美しき世界』などなど

2018-04-17 08:50:33 | くらし

NHKのドキュメンタリー番組「草彅剛のニュースな街に住んでみた 韓国編」の中で、ツヨシクンは
「失うものもあれば得るものもある。
去年大きな決断をしたときに、僕はもう全部、それまでやってきたことをそこに全部置いてきたので、
未練もないしそれによって新しく生まれ変われるし、全部そこに置いてきたことによって身も軽くなった。
景色も新しくなってすべて新鮮」。
と語っている。彼の苦悩と並々ならぬ決断が見て取れる。それはきっと慎吾君も稲垣さんも同じだろう。
「細胞が新しくなったような気がする」
退所後ずいぶんな扱いを受けてきたけれど、そういうふうに思えるようになってよかったわ。 

ジャニーズ事務所を退所した稲垣さん草彅さん香取さん3人で「新しい地図」を立ち上げての初めての映画。

ポスター画像

 正直言えば、いくら草彅さん好きでも後の二人のドラマや映画は見たことないし、プロモビデオっぽいし、
オムニバス映画ってどうよちょっとなあと引いていて、どうしようか迷っていたけれど。
全国86館しか公開しない、ということは平たくいって47都道府県2か所以下ということじゃないの。
おまけに2週間に限り上映とあれば、映画館はいつものこまわりくん1本で行けるのだから行かねばならぬ。
応援しないわけにはいかないわ、長年のツヨシクンフアンとしては。
何しろ15万人の入りを目指すっていうんだからその中の一人にならねば。(16日現在20万人を突破しているらしい)
上大岡の映画館は4日間に限り大スクリーンで上映してくれるんだから、大スクリーンで観ようと決めて。
先週の水曜日、行きましたよ。 

オムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』
監督:園子温×出演:稲垣吾郎のエピソード1「ピアニストを撃つな!」
監督:山内ケンジ×出演:香取慎吾のエピソード2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」
監督:太田光×出演:草なぎ剛のエピソード3「光へ、航る」、
そして「クソ野郎★ALL STARS」が出演し、
すべてのエピソードの物語がつながる児玉裕一監督の「新しい詩(うた)」という4つのストーリーで構成される。

予想した通り。
稲垣さんのエピソード1は、私にとってはぶっ飛びすぎていてストーリーにも映像にもついていけず。
香取さんのエピソード2は、シュールな世界の中で素の香取慎吾を香取さんが演じていてちと切ない。
彼らの退所事情と現状が随所で深読みできるからね。
ところが稲垣さんから香取さんへの映像バトンは思いのほかうまく渡っていて、
ついていけなかったエピソード1の印象が今頃になって強く甦って来るのよ。

で、ツヨシクンのエピソード3。
贔屓目が入っているのは重々承知だけれど、ツヨシクンの演技、ますます深みと凄味が増して来たね。
存在感抜群。爆笑問題の太田さんがあそこまで正統派の映画を作るとは思わなかった。ここで大満足。

エピソード1、エピソード2ちょうど良い長さにまとまってて。
エピソード3はもっと長い作品で観たかったわ。

他に浅野忠信さん、満島慎之介くん、小野真千子さん(私が分かる範囲で)などが出演。
このほかの共演者の方たちも達者で、画面にぴったりおさまっていてとても面白かった。

ということで未だに、オシャレで先鋭的で楽しい映画だったなという記憶が残っているわけです。
危うく食わず嫌いになってしまうところだったわ。

ああ、それにしても舞台『バリーターク』観劇したい。
14日のプレ公演から始まった3日間の感想の熱さ、評判の高さを拝見するたびにますます思いが募る。
なにしろ、先行予約、一般発売、かながわ生協枠、すべて全滅。
当日券求めて電話するも虚しい録音テープの声が繰り返し流れてつながらず。
どこかにチケットの神様はいないものかしら。あああ。
ツヨシクンが演じている神奈川芸術劇場なんてすぐそこなのに。

 

 

コメント
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