井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

国防としての言葉

2018年03月14日 | 日記

靖国神社さんの御霊祭りで掲げられる灯籠に揮毫用の和紙が
紙筒に麗々しく収まって送られてきて、締切はうんと先なのに
いつまでも宿題を抱えている気分なので、思い切って
昨日、書きました。内容は以下。

 

      国への侵略は、言葉狩りから始まります。

      GHQがまず行おうとしたのは、日本語の放逐でした。

      幸い、私達の言葉は生き延びましたが、要らざる制約とメディアの言語の貧困化と相まって、
      この国の言葉はやせ細る一方です。

      日本語は、国の防波堤です。

      言葉が痩せれば、文化が貧困に国も痩せます。

      どうぞ日本語を大切に。

日常にセリフを書いている人間として、日々日本語が貧しくなっていることを
実感しています。

ビジネスにしろ科学にしろ、思考は言葉でなされます。その言葉が
貧相になれば、発想もそれに伴います。

たとえば漢字を棄てた韓国が、どうなっているか知人の呉善花さんが
詳しくその著書で考察していらっしゃいます。

漢字、ひらがな、かたかな、時に外国語をそのままの表記で文章中に
入れる日本語のしなやかさは、言語としてたぐいまれないもので
喪ってはなりません。

視覚的にも、いくつかの書体で書かれる日本語は美しいのです。
漢字だけでも武張って、美という観点からは緩急や「流れ」が
ありません。

 

 

誤変換他、後ほど。

 


2 コメント

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漢字を捨てた (ひろ)
2018-03-14 19:41:56
韓国は昔の文献を読める人が皆無なので
ますます歴史を学ぶ機会が失われそうですね
同音異義語もハングルだけでは区別がつかなくて大変みたいだし

20年位前
母が最近の若い子は可愛いしか言わない
食レポのレポーターも同じことしか言わない
もっと感情を表す言葉が沢山あるのにと嘆いていました

今の若者は「ヤバい」で何でも片付ける子が多いですね

以前通っていた整体の先生が
いわゆる「ゆとり元年」と言われる世代で

私に「たまに年上の人が若者ぶって流行り言葉を使っているのを見ると残念になる」
「貴女の世代の人と話していると僕たち世代より綺麗な言葉を使っているなと安心する」

「若者の真似はせず若者の見本であってほしい
自分たちより下の世代にいけばいくほど言葉を使いが悪くなる」

「特に十代の女性に男性が使うような荒い言葉を使う娘が多い
(うめぇーとかうるせーとか)」

「貴女たちは最後の綺麗な日本語を話す世代だ」と言われたことがあり
びっくりしたことがあります
イヤイヤ自分の世代もそれほど…と思うのですが

整体の先生は職業柄幅広い年代の患者と話すのでよくわかるらしく
私が想像する以上に若い子の言葉が乱れていると

先生は「自分の世代ですら戸惑うから、もう手遅れだ」と言ってましたが…
(私は社会人になればもう少し軌道修正するかと思ってます)

この世で一番美しい日本語を話されるのは
美智子さまだと思っているので
お声を聞くだけで美しさに感動
うっとりします

そう気づいたのは私も30代になってからですし
これからの若者にまだ少し期待を残していますが
甘いかな?
国益を損なう言葉 (ぬかった)
2018-03-20 13:13:53
美しい日本語以前に、口を閉じていていただきたい方がいらっしゃいます。

特に韓国相手の発言は、注意しすぎということがないのですが。水殿 (みずてん) こと水の殿下が、ブラジルで韓国首相相手にうかうかと「歴史を反省」なんて、おっしゃったとか。

フォーラムの基調講演で、毒にも薬にもならない抽象的なきれいごとをおっしゃるのはともかく、日韓の間で言質を取られるような政治的発言は、しないでいただきたい。

不見転 (みずてん)…相手構わず金で転ぶ芸者のことです、若い方はご存じないかも。殿下はお金をばら撒く方でも、周囲が怪しく。