井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

白洲迅の「シラノ・ド・ベルジュラック」

2018年05月22日 | ドラマ

ジンジンこと白洲迅くんが出ている「シラノ・ド・ベルジュラック」を観てきた。

エドモン・ロスタンが書いた作品で17世紀のフランスを舞台にした戯曲。剣の達人で詩人のシラノは凛々しい男の中の男だが、自分の醜さを恥じていて愛する従妹ロクサーヌに本心を伝えられない。詩を愛するロクサーヌは、美しい若者クリスチャンと惹かれあう。ふたりから信頼されるシラノは恋の仲裁役となり、語彙も詩心もなく愛を表現できないクリスチャンに力を貸し、彼からロクサーヌへ渡す手紙や語る言葉に、自分の思いを託すという西欧版の「忍ぶ恋」。

鼻が巨大なシラノは、いくらか「美女と野獣」の野獣のポジションでもある。

ジンジンのクリスチャンに、黒木瞳さんのロクサーヌ、シラノは「おっさんずラブ」で話題の
吉田鋼太郎さん。

半世紀前の文学座が上演した作品の余りのできの良さに、その後のシラノは観たくないかも
しれない、ということで逡巡していたのだが、チケットを取ってくださった方がいて
出かけた。

古典として文学座が上演していたのに比べ、若者言葉を散りばめ部分でミュージカル仕立てにして
現代版シラノも、意想外に面白かった。

ジンジンは、「あすきみ」でも最終話に向けどんどん進化していたが、シラノは
驚くほど長足の進歩。セリフも動きも。

ジンジンとは楽屋で会ったが、更に花が添いオーラが増してきたように思う。

 

誤変換他、後ほど。


1 コメント

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白洲迅さん (チャラマンマ)
2018-05-22 13:39:22
私も「シラノ・ド・ベルジュラック」を観てきました。
その日はアフタートークがあり、吉田鋼太郎さんが、「白洲君と絡むとアザは出来るし、かつらは引っ張られるし…」と苦笑しながら、でもそれ程一生懸命ぶつかってくると、嬉しそうに話していました。
演出家も音楽も今をときめく方々だそうですね。
役者共々、旬の、勢いある舞台。
白洲さんの輝きを観たいし、シラノの流れるような膨大な台詞を聴きたので、もう一度行く事にしました!
先生、せっかく重い腰を上げられて(笑)のイタリアです。どうぞ存分に楽しまれて、ご無事にお帰り下さいますようお祈りしています。