ノアサガオ － 土に匐ひたる～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ノアサガオ（野朝顔）　 ヒルガオ（昼顔）科　 2007.7.29撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔原産地：熱帯アジア〕


　　　　　　朝顔や土に匐ひたる蔓のたけ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　芥川龍之介　（1892－1927）

ノウゼンカズラ － たのみたる～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ノウゼンカズラ（凌霄花）　 ノウゼンカズラ科　 2007.7.23撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔原産地：中国〕

　　　　　　　たのみたる雨雲それぬ凌霄花
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高橋淡路女


　　　　　　　　　　　　　　　　　高橋淡路女（たかはし あわじじょ)　　　1890－1955
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本名：すみ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昭和初年頃、飯田蛇笏主宰の「雲母」に柴田白葉女らと共に参加
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飯田蛇笏に師事
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　句集「梶の葉」　1937(S12)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　評論集「わが心の俳人伝」　河内静魚著　文学の森　2007/03
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・上記書物に六人のうちの一人として高橋淡路女が取り上げられている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「おおらかに裾曳く富士や花芒」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「行く秋や思い返して出さぬ文」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊凌霄花 → のうぜんか