散歩するのにちょうどいい距離のところに
いちごのハウスがあります。
そのハウスでいちごを直売しているので
ときどき散歩を兼ねて買いに行っていました。
「いちご大福をつくりたい！」
言い出したのは、ともか。
「いちご、ともちゃんとあいちゃんで買ってきてくれる？」
ふたりとも喜んでOK！
「ともちゃんが（ハウスの人に）言うでね、
あいちゃんはお金払って。」
「じゃあ、あいちゃんがお金持ってくー」
「いい。お金はともちゃんが持ってくで。」
さすが姉、ともか。
すべて仕切って出かけていきました。
二人だけでお買い物をしたことはありません。
これが”はじめてのおつかい”です。
ところがなかなか帰ってきません。
遊びながら歩いているのかな～と待っていると
ようやく帰ってきました。
「いちご屋さん、休みやった。」
それなのに二人ともいい笑顔♪
？と思っていると、
「あいちゃんが喉が渇いたって言ったから
公園へ水飲みに行ってきたの。」
「で、公園で遊んで帰ってきた。
遅かったやろー。」
そういうことね。
その公園にもちょっと距離があるので二人だけで
行かせたことはありません。
いちごは手に入らなかったけど
ちいさな”冒険”ができた”はじめてのおつかい”でした。
のば