本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

パパとムスメの7日間 (五十嵐貴久)

2007-10-20 07:31:33 | 小説
(2006年発行)

<帯の文章より>
イマドキの女子高生・小梅16歳と、
冴えないサラリーマンのパパ47歳
ある日突然、「大キライなパパ」と「最愛の娘」の
人格が入れ替わってしまったら?
ドキドキの青春あり、ハラハラのサラリーマン人生あり。
ハートウォーミングな家族愛を描いた
笑いと涙のノンストップ・エンターテインメント長編!



数ヶ月前、舘ひろし主演のTVドラマになりましたね。
舘ひろしのイメージってダンディな男性っていう感じかな?
その彼が、女子高生っぽい演技をするってことで興味深く観たんだけど、面白かった。

「人格の入れ替わり」というテーマ自体はいろいろと使われているからもう目新しくはないのだけど、
父親と娘の入れ替わりというのがなかなかいい。

最初にドラマを観て、原作を読んだものだから、イメージがどうしてもドラマの人物になってしまうんですよね。
もし、原作を先に読んでいたら、<パパ>のイメージってどういう感じだったかなあ?
舘ひろしをイメージしてたかな~?
たぶん、してなかったと思うのよね。
このドラマ、パパ役を舘ひろしに抜擢したっていうのが素晴らしいね。

原作とドラマは細かい部分は、もちろん違うのだけど、
大まかな部分はだいたい似たような感じ。

要するに、父親と娘がお互いのことをちょっぴり理解するようになったかな・・・っていう話。
まあ、現実世界では人格が入れ替わるなどという不思議な体験をしなくても、(したくてもそういう体験は出来ない?)
父と娘がお互い理解しあう事が出来ればいいんだけどね。