本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

怪談 (高橋葉介)

2007-03-08 01:09:08 | 漫画家(た行)
”帯”に書かれている言葉を書いてみる。
”帯”に書いている言葉はたいていその作品をよく表現している場合が多い。
ま、それを読んで本を買ってくれー!というつもりなんだろうから当たり前だけどね。

さまざまな”愛”を描く、
高橋葉介の幻想オムニバス!
ロマンティックで残酷で、エロスと怪奇が、
いろいろな人生模様を炙り出す、鮮烈な大人の童話(メルヘン)!!


ついでに作者本人による”あとがき”を書き出してみる。

ややアダルト向けの怪談集を出してみたかったのですが、夢がかないました。
本当のことを言いますと、私は流行の怪奇現象だのにはあまり興味がありませんで、かといって人間の情念とか、怨念とか、屈折した心理描写とかを追及するともりもさらさらなく、ただ、”変な話”が好きなわけです。
ですから、内容がないとか、何が言いたいのか解らないと言われても困ります。ただ、”変な話”を描きたかっただけですから・・・。
今後、機会と場所と、物好きな読者に恵まれましたならば、またこの様な本を出してみたいものだと思っております。

と、いうわけなので、はっきり言って内容らしき内容はない。
高橋葉介ファンには「たまりませんわ!!」という感じだけど、
そうでない人には「訳、解らん!!」という感じかもしれない。